平成19年04月30日から現在までのノイズについて
流山観測点での、04月30日から現在までのノイズ観測状況をお知らせします。
流山観測点の04月30日から現在までの観測状況は下記の通りです。
概況:
①.4月30日の午前1時頃に、B型ノイズ、ノイズΤを観測しました。
②.4月30日の午前11時から午後3時30分頃にかけて、小さなA型ノイズ、ノイズΥを観測しました。
予測モデルAに基づく、ノイズの解釈:
①の4月30日のノイズΤに対しては、5月1日に千葉県北西部で、D80 M3.6 の地震が発生し、予測通りのイベントが終了しました。
平成19年05月01日03時54分 気象庁地震火山部 発表
01日03時49分頃地震がありました。
震源地は千葉県北西部 ( 北緯35.8°、東経140.1°)で震源の
深さは約80km、地震の規模(マグニチュード)は3.6と推定されます。
②の4月30日のノイズΥに関しては、流山観測点施設内の輪転機による電源ノイズです。
予測モデルAに基づく、今後の地震活動の見通し:
1.流山観測点周辺におけるM5未満の地震について
4月30日のノイズΤに対するイベントは終了しました。
その後、現在まで、地震の前兆と思われるようなノイズは観測されていませんので
しばらく地震は起きないでしょう。
2.M5以上の地震について
4月24日のノイズΛと4月28日のノイズΡについては、
5月1日に東海道南方沖D452 M5.4
同じく1日に関東東方沖D84 M4.8
の地震が発生していますが、それぞれの地震の規模と震央までの距離が
予測モデルAに基づいたノイズの大きさと符合しませんので、
対応する地震は、まだ観測されていない・・・・とします。
どちらのノイズに対する地震も、関東周辺ならM6クラス、
日本海・太平洋上の広い範囲ならM7以上の大きな地震でしょう。
地震発震の予測期間はノイズ観測日から長期(約1ヶ月以内)です。
万が一、日本の陸地付近で発震するとすれば、
能登半島や三重中部のような大きな地震に繋がる可能性があります。
日本近海で発震すれば、大きな津波を伴う危険性があります。
沿岸部の方々は、揺れを感じたら、ただちに避難できる体制を確認してください。
住宅内など、厳重な警戒が必要です。
壊れやすい物、倒れやすい物には注意してください。