平成19年04月19日から現在までのノイズと地震について | 地震前兆電波★千葉流山観測点★

平成19年04月19日から現在までのノイズと地震について

流山観測点での、04月19日から現在までのノイズ観測状況をお知らせします。


概況:流山観測点の04月19日から現在までの観測状況は下記の通りです。


NRY2007/04/19
NRY2007/04/20/02
ney20070421



ノイズの解釈:


04月19日のブログで懸案となっていました18日のA型ノイズ、ノイズΗ


NRY2007/04/18/02

について、


今後、数日のウチに、
流山観測点から広範囲のエリアの日本で、
M5以上の地震が起こる。
(ただし、過去の事例から、余震ではノイズは観測されないので、
能登半島や三重県中部など、既に地震か起きた場所は除く)


と予測していましたが、下記の通り地震が発生しました。


平成19年04月20日09時32分 気象庁地震火山部 発表
20日09時26分頃地震がありました。
震源地は宮古島北西沖 ( 北緯25.8°、東経125.1°)で震源の
深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は6.2と推定されます。
2007/04/20-01


平成19年04月20日10時52分 気象庁地震火山部 発表
20日10時46分頃地震がありました。
震源地は宮古島北西沖 ( 北緯25.7°、東経125.2°)で震源の
深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は6.7と推定されます。

20070420-02


平成19年04月20日11時28分 気象庁地震火山部 発表
20日11時23分頃地震がありました。
震源地は宮古島北西沖 ( 北緯25.7°、東経125.0°)で震源の
深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は6.2と推定されます。
20070420-03


4月18日のノイズΗに対応する地震は上記のウチ、

10時46分頃に発生したM6.7の地震で、

それ以前のM6.2は前震、その後のM6.2は余震と考えられます。


そしてその後、TVノイズと重なってしまい見づらいですが、20日の午後4時頃から午後7時頃にかけて、

弱いA型ノイズ、ノイズΘが観測されました。
NRY2007/04/20/02


このノイズΘに対応する地震としては、


平成19年04月21日04時44分 気象庁地震火山部 発表
21日04時38分頃地震がありました。
震源地は沖縄本島近海 ( 北緯27.5°、東経128.5°)で震源の
深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は5.9と推定されます。
20070421

が発生しました。




予測モデル:


今回の一連の地震は、19日のブログで発表した予測モデル、


1.M5付近を境目として、長い時間ノイズが観測されるA型と短い時間ノイズが観測されるB型に分けることが出来る。

2.短時間ノイズが観測されるB型ノイズが観測されたときは、その対応地震として、流山観測点の近くでM5未満の地震が起こる。

3.長時間ノイズが観測されるA型ノイズが観測されたときには、その対応地震として、流山観測点からかなり広範囲のエリアのどこかでM5以上の地震が起こる。

4.A型ノイズで、ノイズの大きさ(mV)も大きい場合は、M7近い地震で、海外が震源地の場合もある。


にほぼ準じた形で発震を見ることが出来ました。

そして、


(ただし、過去の事例から、余震ではノイズは観測されないので、
能登半島や三重県中部など、既に地震か起きた場所は除く)


とした考え方についても、一連の地震でノイズが出るのは1回だけという考えにも合致しました。

よって、予測モデルにこの項を加え、また、現在考えられるその他の項目を付記し、新たに下記とします。


予測モデルA

1.M5付近を境目として、長い時間ノイズが観測されるA型と短い時間ノイズが観測されるB型に分けることが出来る。

2.短時間ノイズが観測されるB型ノイズが観測されたときは、その対応地震として、流山観測点の近くでM5未満の地震が起こる。

3.長時間ノイズが観測されるA型ノイズが観測されたときには、その対応地震として、流山観測点からかなり広範囲のエリアのどこかでM5以上の地震が起こる。

4.A型ノイズで、ノイズの大きさ(mV)も大きい場合は、M7近い地震で、海外が震源地の場合もある。

5.これらの前駆ノイズは、地震発生前に1回観測され、その後の余震では観測されない。


この予測モデルが正しければ、21日の沖縄本島近海M5.9以降、現在のところ、

A型・B型ともに、今まで見られたような、ひとつの地震の後にすぐまた、次の地震のノイズが出るという、

ノイズ現象は観測されていませんので、
ney20070421


明日、明後日のノイズ状況を見守る必要はありますが、

昨年末から始まった、地震のドミノ倒し現象ともいえる一連の地震活動は、一度小休止となり、

今後はしばらく、大きな地震は起こらないのではないかと考えております。



がしかし、地震の予測は大変難しく、起こると言う予測にしても、起こらないという予測にしても、

外れる確率の方が高い情報です。

ノイズもなく、いきなり大きな地震に繋がる可能性もあります。


日頃から、地震に対する備えは怠らないように注意してください。