平成19年04月15日から04月18日までのノイズと地震について | 地震前兆電波★千葉流山観測点★

平成19年04月15日から04月18日までのノイズと地震について

流山観測点での、04月15日から04月18日までのノイズ観測状況をお知らせします。


概況:流山観測点の04月15日から04月18日までの観測状況は下記の通りです。


NRY2007/04/15
NRY2007/04/16
NRY2007/04/17
NRY2007/04/18/02



ノイズの解釈:


04月15日のブログで懸案となっていましたノイズΔについて、

予測対応地震は、
14日05時42分頃の、震源地茨城県沖、 震源の深さは約40km、
地震の規模(マグニチュード)は4.5の地震

と同程度、もしくは、それよりも若干小さい規模の地震
と予測していましたが、予測通り、


平成19年04月15日21時51分 気象庁地震火山部 発表
15日21時45分頃地震がありました。
震源地は茨城県沖 ( 北緯36.3°、東経140.9°)で震源の
深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は3.4と推定されます。
20070415-02


の地震が発震しました。


また、その後、同15日の午後11時30分頃に、
ノイズΕを観測しました。
NRY2007/04/15

この、ノイズΕは、ノイズ発生時間が短いB型ノイズで、
予測対応地震としては、
やはり、14日の茨城県沖M4.5と同程度、もしくは、
それよりも若干小さい規模の地震
を予測していましたが、実際に起きたのは、


平成19年04月16日10時00分 気象庁地震火山部 発表
16日09時55分頃地震がありました。
震源地は父島近海 ( 北緯27.6°、東経142.6°)で震源の
深さは約70km、地震の規模(マグニチュード)は5.2と推定されます。
20070416

の地震でした。


また、その後、04月17日には、午後4時から午後7時にかけて、
長い時間ノイズが観測されるA型ノイズのノイズΖが観測されました。
NRY2007/04/17


このノイズΖの対応地震としては、


平成19年04月19日00時12分 気象庁地震火山部 発表
19日00時07分頃地震がありました。
震源地は胆振支庁中東部 ( 北緯42.6°、東経142.0°)で震源の
深さは約120km、地震の規模(マグニチュード)は5.5と推定されます。
20070419

の地震が起きました。




予測モデル:


これらのことから、流山観測点で観測される前駆ノイズは、


1.M5付近を境目として、長い時間ノイズが観測されるA型と短い時間ノイズが観測されるB型に分けることが出来る。

2.短時間ノイズが観測されるB型ノイズが観測されたときは、その対応地震として、流山観測点の近くでM5未満の地震が起こる。

3.長時間ノイズが観測されるA型ノイズが観測されたときには、その対応地震として、流山観測点からかなり広範囲のエリアのどこかでM5以上の地震が起こる。

4.A型ノイズで、ノイズの大きさ(mV)も大きい場合は、M7近い地震で、海外が震源地の場合もある。


・・・と考えることが出来ると思われます。


この予測モデルが正しければ、


流山観測点では、4月18日にも、午後2時30分から午後5時に渡って、
長い時間ノイズが観測されるA型ノイズで、
ノイズの大きさ(mV)は比較的小さな、ノイズΗ
NRY2007/04/18/02



が観測されていますので、


今後、数日のウチに、
流山観測点から広範囲のエリアの日本で、
M5以上の地震が起こる。

(ただし、過去の事例から、余震ではノイズは観測されないので、
能登半島や三重県中部など、既に地震か起きた場所は除く)


と予測することが出来ると思われます。



※4/20 予測モデルのA型・B型についての誤りを加筆修正しました。

※4/21 4月19日の胆振支庁中東部M5.5の地震が18日のグラフに記されていたのを修正しました。