平成19年02月04日の地震と流山観測点データについて
平成19年02月04日21時10分 気象庁地震火山部 発表
04日20時59分頃地震がありました。
震源地は千葉県北西部 ( 北緯35.6°、東経140.1°)で
(千葉市中央区中央港1丁目千葉ポートパーク付近 流山観測点から震央までの距離36キロ)
震源の深さは約80km、
地震の規模(マグニチュード)は4.2と推定されます。
の地震が発生しましたが
流山観測点の1月27日からこの地震発震までのデータは
下記のようなモノでした。
この地点は、断層があるためか、過去に複数回地震が起きており、
去年2006年にも、
平成18年12月06日震源の深さは約80km、地震の規模(マグニチュード)は3.2
平成18年06月27日震源の深さは約80km、地震の規模(マグニチュード)は3.9
平成18年02月22日震源の深さは約80km、地震の規模(マグニチュード)は4.2
の、3回の地震の震源となっている地点です。
そこで、過去のデータを参照してみますと、
平成18年02月22日震源の深さは約80km、地震の規模(マグニチュード)は4.2
の際の、流山観測点でのデータは、
平成18年06月27日震源の深さは約80km、地震の規模(マグニチュード)は3.9
の際の、流山観測点でのデータは、
平成18年12月06日震源の深さは約80km、地震の規模(マグニチュード)は3.2
の際の、流山観測点でのデータは、
というもので、過去に同じ場所、同じ深さで発震した地震において、
それぞれに、事前にノイズの変動を捉えてはいるモノの、
この地点での前駆ノイズの出方がまちまちであることがわかります。
また、地震ごとの気象庁発表の震度分布図の違いを見てみますと、
という違いになっており、この震源での地震は、いずれも、
震源の千葉県側より、東京湾を挟んだ神奈川県で大きく揺れる異常震域である
ことがわかります。
このように、異常震域を起こす地震の前駆ノイズは
発震の度に、出方がまちまちで、
流山観測点から36キロと近い地震ですが、前駆ノイズから、
ここでの地震を推測するのは、かなり難しいのではないかと考えています。