タイ風洋食の入門メニューです。これは所謂ケチャップライスです。具に鶏肉が入っていれば、(昔の日本では.....)「チキンライス」と呼んでいました。今では「オムライスの中身のご飯」と云えば分かり易いでしょうか? 最近では、チキンライスと云うとシンガポールの国民食(海南鶏飯)、タイではカオマンガイ(ข้าวมันไก่)になります。名前は同じでもまったく別物です。

 昭和の時代、学校からお腹を空かして帰宅すると、お袋が残飯と鶏肉(少々)タマネギを炒めて作ってくれたものです。カオパットアメリカンを食べると子供の頃とお袋の顔を思い出します。40年以上前、タイに赴任して暫く、普通のタイ飯屋で注文に困ると、こいつを注文して外した事はありませんでした。添え物が鳥唐揚げだったり、ウィンナーだったり、キュウリ、トマト、フレンチポテト、だったりしますが、安心のメニューでした。写真は、勤務場所近くの行きつけのタイ食堂Nong Phutの普通に美味しいカオパットアメリカン(THB50)です。月に一回は食べますね。