昨日の、宝塚与太話(公演衣装編)の中で、少しだけ触れましたが、公演中の役付きの上級生には、必ず、研3以下の下級生は、衣装替えのお手伝いと将来的な経験を積む目的で、お芝居もショーにも付いています。昨年秋からの、宙組関連の問題の中では、上級生のパワハラの事は、激しく指摘されたのですが、この公演中の上級生への下級生の、サポートの件は、一切触れられませんでした。これはね、宝塚歌劇団の昔からの、慣習の中でも、上級生と下級生の信頼関係に於る、とても良いシステムなのでした。ジェンヌさんがタカラヅカを退団する際には、退団公演後には、フェアルパーティーを催されるのですが、必ずそのジェンヌさんのサポートをしていた、上級生の方が現役やOGに関わらずに、退団ジェンヌさんへの感謝を述べる光景は、それはタカラヅカのアットホームな、温かい空気にパーティ会場は、包まれるのでした。昨年秋から、ずっと言われていますが、指導とパワハラの溝を、どう埋めて行くのかも、宝塚歌劇団の課題となると思います。