さっきの、ういこれサロンの、続きのお話しになるのですが、私のタカラジェンヌの、お茶会やお茶飲み会の参加は、50年前に新宿コマスタジアムの、楽屋口のお向かいに在った、喫茶アマンドのお茶会は、初めての参加でした。

タカラヅカファンの皆様には、ご存知とは思いますが、このお茶会とお茶飲み会の、ほんの少しの違いを、ご披露します。何、簡単な違いなのです。いわゆるFCの主催するのはお茶会です。そして、トップ娘役以外の、娘役さんと番手以外の若手男役は、お茶飲み会と総称しているのです。

そして、このお茶会(お茶飲み会)の、主賓のジェンヌさんの、サービス精神は誰もないとは、決して申しません。例えば、元星組娘役トップの妃海 風ちゃん、この人のお茶会へ参加された皆さんは、よくご存知の様に、普通はFCスタッフのMCの、只今○○さんは到着されましたの紹介されてから、主賓は登場するのですが、この風ちゃん(敢えてこう呼びます)は、いきなりタカラヅカメロディではなくて、松田聖子さんのメロディに乗って、歌いながら登場して、その曲をフルコーラス歌うのです。マイクを握ったまま、スタッフさんのMCなんて、全く必要無し、最初から最後のエンディングまで、ご自分一人で仕切ってしまうのです。ここまでやると、ちとやり過ぎかな?、と思いますが、そのサービス精神は流石トップスターと感じました。風ちゃんの、同期の月組に居た、晴音アキさんも、勿論風ちゃんほどでは有りませんでしたが、ある時はお茶飲み会と言うのに、公演後のお疲れもいといもせずに、まさかのミニコンサートを、催された事もありました。しかし、こんなにサービス精神旺盛な方は、本当にごく稀で、殆どの方はスタッフさんのMCの、段取りに乗っかるだけで、少し公演のテーマ曲を歌う位は、関の山でした。そこそこの、会費を徴収されて、憧れのスターさんを、間近に見られるのに喜びを感じて、結構遅い時間まで会場に居ても、オペラで遠くから見てお終いと言うのは、このイベントの、実体なんですね。私の昨日の夜の、ういこれサロンは、本当にお茶会形式を取ってはいても、参加されたお客さんを、もてなすサービス精神は、素晴らしいかったのでした。