今日、千秋楽を迎える、「Eternal Voice 消え残る想い」、そして歌劇作品の王道「ベルサイユのばら」。




この「RRR」は紛れもなくミュージカル作品です。




「今夜、ロマンス劇場で」は、ロミジュリやスカピンや1789とは違った、タカラヅカオリジナルのミュージカルかな?、という作品でした。

110周年の歴史を誇るタカラヅカには、外国ミュージカルとは違った、タカラヅカオリジナルのミュージカル作品は、過去には有りました。高木史郎先生の、「燦く星の下」とか「東京の空の下」や、「花の中の子供たち」や「虹のオルゴール工場」や「港に浮いたトランク」、そして高木史郎先生の最後のオリジナルミュージカル作品となった「星の降る街」とか、残念ながら現代の若いファンの皆さんには、全く馴染みの無い作品ばかりですが、今の様な海外ミュージカル作品には、全然頼らないタカラヅカのオリジナルミュージカル作品は、結構沢山上演されていたのでした。ところが、この高木先生の後を継ぐと見られた、お弟子さんの鴨川清作先生は、お若い年齢で早逝されたのでした。小池修一郎氏の、エリザベートやロミジュリや1789も、もちろん悪くはないと思いますが、とにかくタカラヅカの本来のコンセプトである、歌劇作品からのミュージカルとは、程遠いと言うよりも、全くタカラヅカの本質から外れてしまっているのです。エリザやロミジュリで、タカラヅカは数多くの、未知のファンは獲得しましたが、それによって宝塚歌劇団は、本来のタカラヅカの道を踏み外して、タカラヅカはメジャーな歌劇団だと、勘違いをしてしまいました。昨年よりの、宙組問題をきっかけに、宝塚歌劇団は本来の、タカラヅカの在るべき姿を、気づいてくれるかなと、儚い期待をしましたが、私の目には、今の宝塚歌劇団は、やっぱりアホでした。もう、宝塚歌劇の、本来の姿の公演は、これからはもう観られないと、私は思うのです。