この度の、宙組トップ娘役春乃さくらさんまで、初代の花組娘役だった清月 輝(きよつきてる)さんから、歴代12名のジェンヌさん達が起用されていました。その中で、トップ娘役になったのは6名でした。丁度、1/2の確率ですね。しかし、残りの6名の方達も、何れ劣らぬ全員トップ娘役スターとなっても、全く違わない人達でした。そしてその中でも、コアなヅカファンの皆さんでも、あんまりご存知ない、初代のイメージガールの、清月 輝さんを、少し紹介します。お生まれは、和歌山県和歌山市でしたが、ご両親は台湾出身の中国の方でした。花組へ所属されて、当初は男役をされていましたが、清楚な雰囲気は娘役に向いていると言う事で、研3の際には甲にしき主演の、柴田侑紘作・演出「鐘つき与七(よひち)」の、主演ヒロインへ抜擢されて、一躍花組のトップ娘役候補となりました。同期生には、明日香 都・藍えりな・室町あかねの53期生でした。初舞台から、宝塚大劇場公演の主役ヒロインと、順調にジェンヌ生活を送られていましたが、研4の夏の公演休みに、ご両親の故郷の台湾へ帰った際に、台湾航空機事故に遭遇されて、お亡くなりになってしまいました。池田泉州銀行イメージガールの中には、もう一人御巣鷹山の日航機事故で、お亡くなりになった北原遥子さんもいらっしゃって、このお二人の航空機事故の事も有り、池田泉州銀行のイメージガールには、今一明るいイメージに、暗い影を落とす原因として、在るみたいですね。しかし、冒頭に紹介しました様に、トップ娘役スターにはなれなかったジェンヌさんにも、不運の一言では片付けられない、運命的なアヤは有った様に、私は思うのです。