今、大劇場横で進んでいる工事が終了すると

歌劇団の業務と劇場、宝塚ホテルを含めて

事業が一箇所に集約されます。


売却しやすくなったと思いませんか?


そもそも鉄道事業のような

日々同じことを繰り返す為に全力を尽くす仕事と

演劇のような人間の気持ちを深く掘り下げ寄り添う仕事は相入れません。


全く逆と言っても良いでしょう。


阪急阪神ホールディングスに就職するような人は

安定志向で、変化を好むような人は入社しないのです。


だから歌劇団に異動するのは外れ人事なんですね。


阪急は小林一三氏を絶対的カリスマとして崇める教団的指向がありますが、それ自体は他社にも見られる傾向です。


他社との違いは小林氏の趣味的事業が大きく育ち、本業と全く違う事業内容を一つの会社として、昔のまま続けていくことに無理が出てきたことです。


それがよくわかる形で現れたのが

宙組の事件だったのだと思います。


経営陣が面倒がってノータッチにしていた所から壊れてきたように見えました。


嶋田社長は株主に対して顔向け出来るくらいの改革はするでしょうが、根本的な改革はしないんじゃないかと思っています。


問題の根が深すぎるし

歴史がありすぎでOGもうるさく口出ししてきます。


そもそも彼はサラリーマン社長ですしね。


LGBTqの問題もありますし

鉄道とデベロッパーが本業の会社には

芸術は荷が重すぎます。


なので

私は歌劇団の売却はいつかあると思っています。