私はまだアルカンシェルは観てないんですけど

ナチスの描き方で賛否両論なんですか?


批判を恐れずに言ってしまうと

宝塚に限らず舞台でナチスが出てくると

あー、またか…と思ってしまうんですよね。


世の中に絶対はないけれど

ナチスドイツは100%絶対悪ですよ。

それは否定出来ない事実です。


だから究極の悪を表現する時にナチスを持ってくると物語が成立しやすくなる。

悲劇を作り易くなりますよね。

あまりの理不尽さと悲しみで気持ちが大きく動かされてしまうから。


まだ観てないので推察ですけど


そこに簡単に乗っかってるように見えるってことなのかな?

それともナチスをトッピングみたいに使ってて悪を描き切っていないってご意見なの?


だいたい演劇界って左翼的なポジションを取る人が受けるし

左翼が思想教育として演劇を使ってきた歴史もあるから

熱心な演劇ファンは無意識にそうなりがちだったりしますよね。


物語が浅いとかつまらないってことなら

どんどん言えばいいと思う。

それは感想だし好き好きだから。


ナチスについて叩き方が足りないとか

ひとこちゃんがハイル・ヒットラーって言ってるのが気に食わないとかなら

他所でやってもらいたいわ。


何に重きを置いて物語を作るかは作家の自由で

ここは宝塚で娯楽作品を作る場所ですよね?

死神が王妃を黄泉の国に連れて行くのがハッピーエンドで皆が泣いたりする劇団ですよ?


平和教育ガチガチ世代の私は

娯楽の場で社会科の先生の主張みたいなこと言い出されるのはウンザリだし

ナチスドイツをきっちり描きたいなら

どっかの小劇場で思う存分やればいいと思いますけどね。