6月2日(日)星組東急シアターオーブ公演「BIG FISH」のマチネを観劇しました。
姪っ子ちゃんと一緒でした。

 

 

久しぶりの東急シアターオーブでした。

前回は自分のブログで確認すると約1年前の月組さん「DEATH TAKES A HOLIDAY」の観劇でした。

 

 

 座席は1階通路前のどセンター。

前の人も普通サイズだったので全体がよく見えました。

 

 以前は外箱は幕も撮影NGだったのですが、今は良くなってるみたいでした。

大きな魚が住む湖の中から始まるのね。

 

出演者がみんな出番が多くて歌もあって、印象に残る人たちばかりでした。

 

===キャスト===

エドワード・ブルーム    礼真琴(ことちゃん)
ジェニー・ヒル    白妙なつ
ベネット    ひろ香祐
サンドラ・ブルーム    小桜ほのか(こざほちゃん)

ドン・プライス    蒼舞咲歩(さきっぽくん)
人魚    希沙薫
ウィル・ブルーム    極美慎(しんくん)
エーモス・キャロウェイ    碧海さりお
ザッキー・プライス    夕陽真輝
魔女    都優奈
ジョセフィーン    星咲希
ジェニー(若かりし頃)    鳳花るりな
サンドラ(若かりし頃)    詩ちづる(うたちゃん)
カール    大希颯
ちびウィル 茉莉那ふみ(ふみふみちゃん)

 

それでは印象に残ったことを少し。

ネタバレするのでご注意ください。

 

とにかく終わった後、私泣いてました。

心がふんわりと温かくなって、とても爽やかで、いいものみたなぁという感覚。

姪っ子ちゃんは今まで見た宝塚の演目の中で一番感動したといってました。

本当にとてもとても良かったです。

 

幕開きからことちゃんをはじめとする星組生のスキルの高さ(歌もダンスも、そしてお芝居も!!)を堪能でき、なんとなくディズニー映画を見ているような不思議な感覚になりました。

音楽も耳馴染みが良くてどことなくディズニーのパレードとかにありそうな感じ(ワクワクする感じね)、そこにことちゃんの温かで伸びやかでおおらかで深みのある歌声がのるのです。

しかも生オケが舞台の後ろで音楽を奏でてくれます。

本当に耳福、そしてお芝居も堪能しました。

 

 

ことちゃん、繊細なお芝居をするようになりましたね。

そして若い時から老年期まで、声と歩き方や仕草で年齢を現していました。

エドワードという大らかで心の温かい陽気な人物を楽しみながら演じているようでした。

 

 

妻であるサンドラのこざほちゃんは流石の歌唱力。

エドワードを思って歌う歌は素晴らしかった。

こざほちゃんがいつまでも若い感じなのは、多分エドワードからそう見えているからではないのかな、と思っています。

 

 

若い時のサンドラはうたちゃん。

もうね、とっても可愛くてことちゃんとのデュエットも心地よくて、サイズ感もピッタリ。

2人の並びに期待が高まりました。

 

一人息子のウィルのしんくん。

とにかくビジュアル最強で姪っ子ちゃんがしきりに「かっこいい」と呟いておりました。

お芝居がすごく良かったです。

歌も少しずつ向上してきてると思いました。

何より存在感がすごかったのでした。

 

父と子の関係ってちょっと厄介ででもあったかくて、やっぱり特別なのね。

 

そしてちびウィルのふみふみちゃん。

男の子にしか見えませんでした。

サイズ感もそうだし、仕草もセリフも全て。

そしてことちゃんと並んだ時のフィット感。

すっごく良かった。

 

ウィルの奥さんジョゼフィーンののぞみちゃんもうまかったですね。

お芝居の加減がいい塩梅でした。

 

キーウーマンとなるジェニー。

キュートで一途な若かりし頃のジェニー鳳花るりなちゃんも、いい女になったジェニー白妙なつさんもいいお芝居。

 

印象に残っているのは、魔女と巨人のカールと人魚。

 

魔女役の都優奈ちゃんとカールの颯くんが本当に歌がうまくて驚きました。

舞台の質を上げてたと思います。

 

 

そして人魚。

エドワードのほら話(というか今の言葉で言うと盛って喋るという感じだと思うけど)の中で、実は人魚以外はちゃんとその人物がいたんだというラストなのですが、人魚は何を意味していたんだろう、とずっと考えています。

それにしても上半身だけで人魚を表現していた希沙薫ちゃんも素晴らしかったです。

 

 

1幕ラストの素敵なプロポーズからの2幕は、幕の映像も水仙が咲き乱れていました。

 

エドワードは自分が体験したことを盛って話はしていたけれど(巨人のカールもエドワードにはあんな風に大きく見えただけかもしれないし)、嘘はつけなくて、だから一番大きな功績をサンドラやウィルにいうことができなかったのね。

 

 

「BIG FISH」という言葉はいろんなことを示していて、もちろん「ほら話」という側面もあるけれど、小さなアシュトンという町に生まれて育った「大物(BIG FISH)」だったエドワードという青年が、小さな町から離れると「BIG FISH」ではなくなった(大きな池に行くと大きな魚も小さく見えるという意味かな)というセリフもあって、そして水の底に沈んだアシュトンの「BIG FISH」はやっぱりエドワードなんだ、というラストのようにも思えてたりもしました。

 

 

それにしても人魚は何を意味していたのかな。

初恋の人魚とキスをするという話もあったからやっぱりジェニーのことなのかしら。(プログラムを買ってないので、もしかしたら書いているのかしら)

 

 

そしてなぜエドワードは自分の体験をとても大きくファンタジーにして息子のウィルに話をしたのか。。。

 

 

今と昔、現実とおとぎ話を行き来する舞台はとても美しく、素晴らしい歌と楽曲に彩られ、とても良い作品でした。

私はこの作品、めっちゃ好きです。

 

 

終わってからヒカリエのお店はどこもいっぱいだったので新宿に移動したけどやっぱり新宿もどのお店もいっぱいで、結局30分以上並んでやっと入った店のアップルパイとコーヒー。

これがめっちゃ美味しかったのでした。

 

 

 

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