うみちゃん(海乃美月ちゃん)をはじめとして複数名の休演者が出ている満身創痍の月組さん(不謹慎ながら代役公演は観てみたいけど)。
次の日曜日に3回目でMy楽となる観劇を予定しているのですが、無理はしないでほしいけれどどんな形であれ幕を上げてくれているといいなあ、と願っております。
さて、なかなか書けていなかったのですが、月組公演「フリューゲル/万華鏡百景色」のセディナ貸切公演(10月29日(日)マチネ)、ePlus貸切公演(11月2日(木)ソワレ)を観劇しました。
これは初回の時に撮った東京宝塚劇場内の写真スポット↓
宝塚の初日前まではも一つの評判だったように思いますが、どんどん評判がよくなってきていて、実際観るとお芝居もショーもとっても良かったです。
まずは、お芝居「フリューゲル」から思いつくままに感想を書いてみたいと思います。
ネタバレすると思いますのでご注意くださいね。
映像を駆使する斎藤先生の作品ですが、そこは最低限に抑えられ、軽いタッチながら東西ベルリンの壁崩壊をモチーフに、人として何が大切なのか、ということをそれとなく感じさせる作品だったように思います。
一番感動したのは、ラスト近くのベルリンの壁崩壊に至る場面の月組子たちによる渾身のドイツ語のベートーヴェン第九「歓喜の歌」。
ドイツ語は分からないけれど(実は大学の時理系だったのでドイツ語を専攻したのですがまったく興味がわかずついでに英語まで嫌いになってしまった私。語学をちゃんと勉強しなかったことを今でも悔いています)、東側の夢奈瑠音くんの独唱から始まり、西側のうみちゃん(海乃美月ちゃん)の力強い歌につながり、最後は大合唱。
実際にベルリンの壁崩壊後のコンサートでは、「歓喜の歌」の「喜び」のところを「自由」に変えて歌ったのだそうですね。
舞台の盆をうまく使い、盆の真ん中に配置された壁が回って演出もとてもよかったです。
この場面、感動しました。
私、気づいたら涙があふれていました。
では、キャスト別に感じたことを羅列します。
れいこちゃん(月城かなとくん)のヨナス。東の国家人民軍の軍人さん。
軍服がよくお似合いで、真面目で心に傷を負っていて一見クールだけれど、実は熱いものを持っていて本当に大切なことのために動く人物を魅力的に演じていました。
れいこちゃん、セリフまわしに独特の抑揚があるような気はしますが、特にそれが気になるわけではなく口跡が良くてセリフが聴きやすいですよね。
次で卒業だなんて、本当にもったいない感じがしました。
お芝居が上手い素敵なトップさんです。
うみちゃんのナディア。西側の世界的ポップスター。
世界的ポップスターかと言われると、圧倒的な華みたいところが弱いですが、れいこちゃんとの台詞の応酬とか大事なところでのお芝居の緩急とかはやっぱりうまいですね。
ポップスターの歌より、フリューゲルの歌や歓喜の歌が良かったです。
ちなちゃん(鳳月杏ちゃん)のヘルムート。東の保安省職員。
いわゆる悪側なんだけれど、国を思って自分の思想を信じての行動で、ラストに至る道筋に説得力がありました。
そして軍服を着るとよくわかりますが、とにかく足が長くってスタイル抜群です。
風間柚乃ちゃんのルイス。ナディアのマネージャーだけれど、実は自分で大々的に身分を明かすナンバーを歌って踊るNATOの人なのね。
ゆのちゃんのお芝居は繊細で結構細かくて間がいいんです。
声もいいしね。
安心して観ていられます。
あとはもっともっとキラキラ放出術を身に着けてくれたらいうことなし、なんだけれどな。
どうか頑張ってね。
彩みちるちゃんのチルチルみちる諜報員。
観るたびにみちるちゃんが可愛くなっていっている気がするのは気のせいだろうか。
みちるちゃんのお芝居も凄く好きです。
チャンスはないものかしらね。本当に可愛かったです。
白雪さち花姐さんのヨナスのお母さん。
さち花さんは、お芝居も上手いし、「フリューゲル」の歌も凄く良かったです。
そしてスタイルも抜群ですよね。
話それますが、ショーを見るたびにさち花さんの足の細さとスタイルに魅入られます。
あみちゃん(彩海せらちゃん)の東の学生なんだけれど実は、、、という役は、なんとなく辛抱役かなあ。
もちろんお芝居はとてもうまいのですが、意外と目立たなくてちょっと残念でした。
そして、るおりあちゃん(瑠皇ゆりあちゃん)は最初の反乱軍の戦士(薄い顎髭つけてますね)以外は、いろいろバイトしているのですが、とにかく顔がいいので私はどこでも見分けがつきました。
見分けがつくというと、やっぱり顔がいい国境警備員のせなくん(彩音星凪くん)も、私のイケメンセンサーにずっとひっかかっていました。
本当に素敵です。
ぱるくん(礼華はるくん)も筋肉自慢の高身長軍人さんで目立っていました。
ということで、お芝居も私的には退屈することなく楽しんでみることができました。
月組さんは特に舞台の端っこでも下級生たちが小芝居とかいろいろしているので、目が足りないですね。
そして、ショーも本当に良かったしお気に入りとなりました。
ショーは別の記事でアップします。
月組さんがどうか無茶せず(仕事でよく言っていた言葉で令和の時代には向かないかもだけれど、「無理はしなくてはいけないときがあるけれど、無茶は絶対ダメ」と自分を戒め、無茶は絶対しないように気を付けていました)、千秋楽まで幕を上げ続けることができますように祈っております。
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