8月10日(火)、帝国劇場公演「ムーラン・ルージュ」のソワレを観劇しました。

 

 

 

 

今回はこの組み合わせ↓

 

 

 

キャストボート。

今回はちゃんと並んで正面から撮りました。

 

前回の感想はこちら↓

 

 

 

幕間で撮った写真を撮ってもいい幕間の舞台。

今回はお金のない私はやっぱりA席を申し込んでいたのですが、1階後方でした。

 

実は帝劇の1階のA席、初めて座ったのですが(A席の時はいつも2階でした)、2階席の方が視界が開ける感じはしますが、1階のA席は千鳥に座席が配置されていてめっちゃ観やすかったです。

同じAなら1階がいいなぁ、と思いました。

 

 

では感想です。

メインキャストはこんな感じでした。(敬称略)

 

 

サティーン 望海風斗(だいもん、前回と同じ)

クリスチャン 甲斐翔真(前回は井上芳雄)

ジドラー 松村雄基(前回同じ)

デューク K(前回と同じ)

ロートレック  上野哲也(前回は上川一哉 )

サンディアゴ 中井智彦(前回と同じ)

ニニ 加賀楓(前回と同じ)

 

 

ということで、サティーンと深く関わるクリスチャンとロートレック(書き間違えていましたので修正)以外は同じキャストでした。

でも印象は随分違いました。

 

 

翔真くんはおっきい犬みたいで(褒めてます)、大柄で爽やかな風がいつも吹いてて根っこが陽キャラ。

前向きで疲れを知らなくて若いなぁって感じがしました。

だいもんサティーンは、そのひたむきな明るさと情熱に惹かれたんだろうな、と思いました。

芳雄さんのクリスチャンは、芸術家の卵の青年でした。根っこが陰で、少し間違えば狂うのかもしれないひたむきさ。

サティーンはその才能に惹かれたのでは、と感じました。

 

 

これはもう好みの問題なのですが、だいもんとお似合いだったのは翔真くん、クリスチャンとして私が惹かれたのは芳雄さんでした。

 

 

そして、改めて芳雄さんの歌う力の凄さを痛感しました。

翔真くんが歌えてないという意味ではないです。

爽やかに楽しそうに、時には苦悩しながら、時には恋する瞳で舞台の上で生き生きと歌っていました。

若い若いクリスチャン。

サティーンのことは青春の一コマとして忘れないのだろう。

 

芳雄さんのクリスチャンは深い。

歌声も演技も深い深いクリスチャン。

若くは見えないけど(ごめんなさい)ちゃんと青年でしたが、どちらかというと陰キャラで、きっといつまでもサティーンのことを想うのだろう。

 

 

どちらのクリスチャンも観ることができて本当に良かったです。

2人とも素晴らしかったです。

 

だいもんサティーンは歌はもちろんですがお芝居が良いですね。

最後、やっぱり切なくて泣きました。

スレンダーでスタイル抜群だし、ダンスはキレキレ。

そして前回から感じた違和感の正体は、多分サティーンの真面目な爽やかさ。

だいもんのサティーンは知的で真面目なんです。

もちろんとってもチャーミング。

役作りというより、だいもんの持ち味なんだと思います。

夜の世界をもがきながら抜け出してきた女性は、もしかしたらもう少しどろどろとした女の色気があるのではないか、と私は感じたのかもしれません。

 

 

サティーンは、クリスチャンとの絡みだけでなく、敵役のデューク、そして昔からの友人ロートレック、一緒に劇場を作りげてきたジドラーとも絡みます。

 

デューク役、伊方さんでも観てみたかったな。

Kさんはこんな人いるよね(価値観が違う、生きてる世界が違うという意味で)と思わせる金持ちの嫌な奴で(褒めてます)、でもその世界ではそれが常識なんだろうなという説得力もありました。

が、公爵感があまりなくて(公爵の意味を私がわかってないだけかもしれない)、成金に見えたのでした。

 

 

ロートレックは、上川さんの時はサティーンをまだ諦めてない必死さを感じたのですが、上野さんはもっと悟っている感じだったかな。

上野さんは「ミス・サイゴン」のジョン役で観たことがあるとっても上手いミュージカル俳優さんだなあという印象です。

 

そしてジドラーの松村さん。

テレビの俳優さんのイメージだったのでミュージカルの舞台もされてると知りませんでした。

一番ぐっときたのは、サティーンが自分の命がもう持たないと知り、鏡を見ながら「私の葬式には思い切り下品な歌、歌ってね」と言ってジドラーが「ああ、歌ってやる」という場面(台詞は曖昧です)。

その後のサティーンの表情。

なんだかね、ギューンと胸が締め付けられて涙が出ました。

 

 

サンディアゴとニニのお二人は、2幕冒頭のアンサンブル交えたダンスバトルのような見せ場が見どころですね。

あまりに色っぽくて、宝塚脳の私はドキドキしながら観てました。

ニニは、ムーラン・ルージュのNo.2なんですよね。

サティーンとの関係性も良かったな。

 

 

アンサンブルのメンバーもみんな適材適所で、目と耳が喜んでいました。

 

 

だいもん、素晴らしいミュージカル俳優さんとして見事に帝劇の主演を務めましたね。

宝塚ファンとして嬉しいです。

 

 

で、私、興味がわいてもう一人のサティーン平原綾香さんと井上クリスチャンの組み合わせで、デュークが伊方さんでみてみたいとか思っています。

どんな風に感じるか観てみたい。

けどチケットもうないのでしょうね。

お金もないし。残念。

 

世の中はお盆で夏休みですね。

実は今朝一番の飛行機で高松に帰省しているのですが(このブログは飛行機の中で書いていてそのまま放置してました)、その話はまた別の機会にしてみたいと思っています。

 

飛行機の窓から見た綺麗な富士山だけアップしておきますね。

 

 

 

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