2月5日(日)、Kaat神奈川劇場で雪組公演「海辺のストルーエンセ」ソワレを観劇しました。

 

こんなに綺麗に晴れた空の下でした。

 

 

 

外のポスター。

いつも思うのですが、なぜあんなに離れたところに掲示するのかしら。

混んだらダメだから?

 

 

こちらは入場前のポスター。

あーさ(朝美絢ちゃん)の美しさが際立つポスターだと改めて思いました。

 

 主なキャストと目立っていたキャスト

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ヨハン・ストルーエンセ    朝美絢
カロリーネ・マチルデ    音彩唯
クリスチャン7世    縣千
イーネヴォルト・フォン・ブラント    諏訪さき
神学者 グルベア    叶ゆうり
王太后 ユリアーネ・マリーエ    愛すみれ
宰相 ベルンストッフ    奏乃はると
元将校 ランツァウ伯爵    真那春人
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座ったのは2階席1列目のセンターブロック。

写真撮っても良くなったんですね。

 

全体が本当によく見えました。

 

ここから少し辛口もありますので、ご注意ください。

 

感想のアップが遅くなったのは、何と表現していいか分からなかったからなんです。

観て良かったのですけれど、そしてあーさのいろんな表情(キラキラアイドルも超モテモテイケメンも理想に燃える凛々しい青年も、徐々に狂気に満ちて闇堕ちし最後に静かに散っていく骨太の男性も)を見ることができてそれはとっても良かったのですが、なぜか物足りなさを感じてしまったのでした。

 

 

 

舞台はとても美しくこだわりを感じました。

荒れた海の波打つ音、灰色の空、カラフルで喧騒に包まれた酒場、1幕の色の洪水と2幕の灰色、そして時々モノトーンになる舞台。

 

 

1幕はどちらかというとポップで、2幕の始まりはなんとテニスの場面から始まります。

1幕ラストからの恋の始まりと2幕のあーさヨハンの闇落ち。

そして、カロリーネ唯ちゃんと一緒にいる時だけに感じていたのであろうフォレルスケット。

 

 

フォレルスケットというのはデンマーク語で「言葉では言い表せないほど嬉しい恋に落ちた思い」「恋愛をしているときに感じる幸福感」という意味だそうです。

 

 

そして何者かになりたかったけれど何者にもなれなかった(と本人たちが思っている)ストルーエンセ、カロリーネ、クリスチャン。

 

 

この物語はドロドロの三角関係の恋愛の話ではなく、ストルーエンセという青年の青年期からの一生を描いた物語なんですね。

 

 

あーさは素晴らしかったです。

純粋に国を憂うキラキラの瞳から恋を必要としてなかったのに不意に恋に落ちた時の潤んだ優しい瞳、そして理想を追い求めすぎて闇落ちしていくギラギラの瞳、ラストの何もかも悟った憂いを帯びた静かな瞳。

 

 

このストルーエンセ、の物語を語るときに外せない唯ちゃんカロリーネ、クリスチャン千ちゃん、ブランドさきちゃん、3人ともとても頑張っていました。

初ヒロインの唯ちゃんは歌も上手くビジュアルもいい。

千ちゃんは蒼穹の昴に引き続き黄色のお衣装で高貴な傀儡となる王で、今回の方がより難しかったと思いますが、1幕の乱暴な王から2幕のきらきら純粋な王、そして失意に落ちる王へとその落差を全身で表現していたと思います。

クリスチャンがこの物語で一番かわいそうですよね。

そして、実質的に物語を動かしていくブランドさきちゃん。

諏訪さきちゃんも蒼穹の昴に引き続き、国を想い突き詰めていく役ですね。

 

 

この3つの役は、実はとても難しいと思います。

3人はとても良かったのですが、経験値が足りなかったかもしれません。

作品そのものが情緒的というよりは少し技巧よりな感じなのですが、セリフが少し深みが足りない感じがして(あくまで私見ですよ)、多分それが私の物足りなさの原因なんです。

 

 

だからもしかしたら千秋楽あたりになると大化けしてるかもしれません。

 

 

実は金曜日にもう一度観る予定です。

そのときには全く別の感想になってるかもしれないですね。

どうか完走しますように。

 

 

そして最後に、物語を引き締めてくれていた王太后の愛すみれさんや宰相の奏乃はるとさん、安定の真那春人さん、叶ゆうりさんなど脇を固める上級生は上手かったですし、一人メガネで目立っていた若手の方が紀城ゆりやちゃんという名前だということを初回の感想として記録しておきます。

 

おまけ:kaatに飾られていた春節のオブジェ↓

 

 

 

。。。

 

実は今電車の中。

今日は漢方の先生に診てもらう日でした。

12時から会議なので急いで帰らなくちゃ、です。

 

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