【23年11月4日探索・24年1月7日公開】
現在地はこの辺
山梨県南都留郡道志村野原 国道413号線だ。現道は野原橋にて滝之沢という沢をクリアしている場所になる。マピオン地図にはこの場所から上野原方面に抜けられる道のみが分岐しているように描かれているが、実際はもう1本の分岐がある。
それがこの旧道と思われる道になる。現道の野原橋は昭和61年(1986)5月竣工なのでそれ以前の道路があるはずだ。
山梨県内だが、道志村は横浜市の水源という看板があった。同じ山梨県の丹波山村も東京都の水源だし、地味ながら大都市を支えている重要な場所なんだな。
旧道だと思って入ってきた道は少し下っている。道幅があるところからすれば旧道に間違いなさそうだ。
ガードレールが無い場所があるが、崩落で無くなったのか?
などと考えながら進んでいたら橋が架かっているのが見えてきた。これで旧道である事が確定した。ただ、国道であった時期は県道津久井山中湖線が国道413号線に昇格した昭和57年(1982)から現道の野原橋が架かった昭和61年(1986)までの4年間という事になる。
橋の幅は5mくらいか。離合もスムーズではなかったはずだった。親柱はあるが、橋の情報を示すものは少なくともこちら側にはない。
真新しい砂防ダムがあった。銘板が見当たらないが、最近のものだろう。
先に進もう。
橋の名はわからなかったが、渡った先の親柱には重要な情報があった。この橋、昭和37年(1962)3月竣工だという。それ以前はもっと華奢な橋だったのか?
(後編につづく)