【20年11月29日探索・21年4月25日公開】

 

現在地はこの辺

左の方には建物と階段、右の方にも何かがあるのが見えてきた。

 

 

 

たぶん「丸正食品桂川キャンプ場管理事務所」と書かれた表札的なものがぶら下がっていた。

ここ、階段はあるんだが、正面入り口にあるはずのドアが見当たらない。窓の上部に照明があるので旧入口?
 

 

 

建物隣接部分は完全に崩壊していた。

 

 

 

あと、先ほども見えていた何かは、遊具と思しきものだった。

左側のブランコ的なものは、たぶん私は見ていないタイプのものっぽいが・・・

 

 

 

他にもブランコではないかという遺構があった。かなり遊具も充実していたキャンプ場だったようだが、キャンプ場に近所の公園と同じ遊具って本当に必要だったんだろうか?

 

ところで、このキャンプ場跡なんだが、いつ頃出来て、いつ頃休止(廃止?)されたものかを推測してみた。

出来たのは航空写真から、昭和54(1979)~昭和63年(1988)の間という所までしか絞り込めなかった。休止になったのは丸正食品が新宿にあるスーパーマーケットの会社である前提で言えば「80周年記念館」が完成した平成11年(1999)以降である事は間違いないだろう。「大月市情報局(個人サイト)」にこのキャンプ場の案内があるが、こちらのサイト自体、大月市の人口が平成19年(2007)3月時点のものなんだが、「深城ダム」の記載で平成13年(2001)以前の情報もあったりと、時代が特定できない。ちなみに私が初めてこの上の国道20号線を通ったのが平成22年(2010年)の2月だったんだが、その時点で廃オーラを感じていた。

その事も含め、探索して感じた部分を総合的に推定すると、休止は平成17年(2005)前後だったのではないかと思う。

 

 

キャンプ場のア案内という看板は地面の落ち葉に半分埋もれかけていた。

 

 

 

撤収し、帰路につこう。ここから河原に出た。

 

 

 

現在地はたぶんここ

ここ、分岐点になっていて、私は左側の細道(30mも進むと車道規格になる)から来て、またそれを通って帰るんだが、右側も道なのではないかと思いちょっと行ってみた。

 

 

 

細かい砂利スペースを進んで行く。

 

 

 

その先、こんな岩場になったので、私の想像はハズレだったかと思ったが、あと10mだけ・・・

 

 

 

本当に諦めかけたあたりで見つけたのが岩に刻まれた謎の直線だった。

これはたぶん、歩行者用の橋が架けられていた、その橋脚が入る穴だったものと推測する。遊歩道だったのか、作業用通路だったのかは不明だが、そんな思わぬ発見にも喜んだ。

 

(おわり)