【19年8月11日探索・10月7日公開】
現在地はここ
福島県郡山市熱海町中山 JR磐越西線中山宿駅だ。
この駅は明治31年(1898)岩越鉄道の仮停車場として開業(駅になったのは翌年)した歴史ある駅だが、それはこの場所ではない。鉄道ファンでなくてもご存知の方は多いと思うが、かつてはスイッチバック駅だったが平成9年(1997)にこの場所に移転になったのだ。
かつて家族旅行で通った時にはそれを電車から眺めただけだったので、この後旧駅にも行ってみよう。まずは現駅だ。
私が乗って来た電車でこの駅に降り立ったのは私の他に地元の方らしき女性が1名だけだった。ちなみに乗車人員は11人(2004年・Wiki先生より)らしい。快速は通過するので停車列車が下り11本、上り10本なので1列車平均1人といったところか。
とりあえずは乗車してきた電車を見送った。
電車が吸い込まれていったのは中山トンネルだ。
さて、駅の観察をしよう。
もちろん無人駅だ。なので、切符回収箱が駅名標の下にある。スイカなどのIC乗車券は使えない。
5mほど会津若松方向に移動し、振り返り郡山方向を撮影した。
待合室がある。というか、待合室しかない。そして隣が出口になる。
待合室内部も、かなりシンプルだ。
ゴミ箱があるが、飲料自販機はない。
待合室最大の特徴、それはこの貼り紙かも・・・
駅の階段を下りた。右に見えるのはホームからのスロープだ。
駅前右側、何もなし。
今度はその駅右側から駅前全景を撮影した。
あったものは、屋根付き駐輪場とその左側にあったトイレだけだった。
駅だけで言えば相当の秘境感のある駅だ。
駅から他の場所へ、徒歩や自転車以外で向かう人用にはタクシー会社の電話番号が案内されていた。付近には公衆電話が無いが、最低でも携帯電話がある前提か。
では、何もない駅前を脱出しよう。
この、小さな川を渡る橋なんだが・・・
なぜか石積み橋台の、どう見ても平成9年のものではないよな。
この場所には側線でもあった??
(中編につづく)