１５万HIT記念 神奈川県箱根町～静岡県富士市 軍事国道「特２号」をゆく（その７）

【１１年７月１７日探索・８月１２日公開】

現在地はここ

走っていた道は、信号を境に国道４６９号線となった。
いや、正確に言おう。国道４６９号線が右から合流してきたのだ。

その少し先に、こんな看板があった。
セブンイレブンが珍しいのではない。直進７１１ｍ先に店舗があるという予告が珍しかったのだ。

先に進んでいくと、確かにセブンイレブンはあった。
・・・が、ヘリオス号のサイコン読みでは、ほぼ９００ｍに近かったような気がする。

まあ、気も紛れたし、いいか。。

自衛隊の駐屯地があった。
「軍事色」が強くなってきた。

バス停の名は「板妻」だ。
実はこの板妻地区に軍事国道の重要な部分がある。

ここ板妻は「軍事国道特３号」（当時の富士岡村大字二子から玉穂村大字瀧ヶ原、現在の路線で言えばだいたい県道１５５号線）と交差していた。

そして、もう一つが、昭和２年になってから指定された「国道特２７号」である。
特２７号線の目的としては「特３号国道沿いにある陸軍板妻廠舎から大野原演習場を連絡（wikipediaより引用）」とあり、大野原とは現在の裾野市須山であることから、平行してたはずの国道特２号とは別の目的を持った道路がもう１本あった事になるわけだが、少なくとも現在、ここから須山まで一般車が通行可能な道路は国道４６９号線のみである。

ここから須山地区まではそんな含みを持った区間となるわけだ。

ちなみに、国道特２７号線については、こちらに詳しく記述されているので、時間のある方は参照されたい。

ここが旧・国道特２号と特３号の交差点、板妻交差点になる。

ちょうど、自衛隊の演習に向かう車両が通行した。
想像力が豊かな方は、往時を思い浮かべて欲しい・・・

国道４６９号線を進んでいく。
というか、道はこの１本しかない。

国道特２７号線という道が実態のある別の道路だったのか、はたまた現在の国道４６９号線だったのか、あるいは特２号と重複していたのかは残念ながら不明だ。

ここは板妻大橋、昭和５６年度の竣功であり、軍事国道とは関係なさそうだ。

軍事国道だと思いながら走るからそう思えるのだろうが、軍用車が似合いそうな道になってきた。

裾野市に入る。ここから先、しばらくは道路の左右が陸上自衛隊　東富士演習場になる。

橋が架かっていた。駒野橋、昭和５９年１月竣功の橋梁だ。
で、何を跨いでるかというと。。

下は道路だった。
が、一般車両は通行できない、自衛隊演習場内の道路であった。

この先にも、何箇所か（数え間違えていなければ６箇所）同様の立体交差があった。

（その８につづく）