復職に向けて、様々な問題と抱えつつ月日は過ぎていきます。
■復職の条件
・病気になった原因の改善
・復職するタイミング
実現するには限りなく不可能に近い状況です。
しかし、なんと奇跡とも思える状況が訪れたのです。
定期的に行なわれている会社の産業医面談ですが、その日は産業医の先生と人事の担当者とパワハラ上司の上司と私で行なうことになりました。
パワハラ上司がいない状況は、絶好のチャンス。
これを逃すと、二度と言える機会がないと思い意を決して話すことにしました。
死ぬ思いで勇気を振り絞って、なんとかパワハラが原因で病気になった経緯を話すことができました。
話を終わると体力も消耗してヘトヘト状態です。
パワハラのことを話すだけで、「死ぬ思い」「勇気を振り絞って」など大袈裟な表現だと思われますが、精神疾患の患者にとって話すことが、どれだけ大変なのか言葉では表せないくらいのストレスなのです。
しかし、パワハラのことを話せたおかげで、トントン拍子で事が進み復職に向けて会社も動き始めたのです。
私が通院している病院の診察時にも、会社から産業医の先生と人事の担当者とパワハラ上司の上司が訪れ、一緒に主治医の先生と復職に向けての話し合いが始まっていきます。
私の周りで、物事が進み始め、なんだか置いてけぼり状態な感じです。
気が付くと復職の時期を決めるだけになっていました。
超特例で、復職後はパワハラ上司と違う部署に一時的に配属することが決定して、次の人事異動の時期に正式にパワハラ上司と関わりの無い部署に異動することになりました。
私が勤めている会社は、1月と7月が人事異動の時期です。
そのため、復職の時期は、10月に決定しました。
翌年の1月には正式に人事異動で、他部門への異動も決定していました。
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