特に仲良かったわけでもないのに
なぜかほぼ毎日思い出す幼なじみがいます。
母同士が同じ職場だったこともあって
就学前から一緒に遊んでいた『やっちゃん』
ちなみに『やっちゃん⤵️』ではなく
『やっちゃん⤴️』(大阪読み)と呼ばれていた、男の子。
体育で走るのは、見学するくらい太っていて、強面で体は大きいのに気が優しいから、分かりやすい『男の子の昭和ないじめ』にもよくあっていました。
やっちゃんは小学四年生の頃、バレンタインにチョコを貰ってなくても、ホワイトデーに可愛く包装してもらったお菓子を3個ほど持ってきて、満面の笑みで『欲しい人〜』と聞いてくる子でした。
もちろん、私は欲しかったので、いの一番に挙手してゲット(バレンタインあげてないのにひどい)
他にもらった女子たちとワイワイ騒いでいるところを、これまた満面の笑みで、ちょっと親戚のおじさんぽく見ているやっちゃん。
友達の父親の肩書きが『課長』と聞いて
なぜか『ほっほっほ、それはすごいですなぁ』と、どこのおじさんやねん、という反応だったやっちゃん。
別々の高校に進んでからは、全く会わなくなって、私は地元を出て大阪に。
家庭を持って、子ども達を連れて帰省している時に、母から
『やっちゃんが農薬を飲んで亡くなった』
と聞きました。
過疎化しつつある退屈な田舎では、話が早く大きく、歪曲して広まります。
尾ひれもついて、いつの間にか『やっちゃんは人のものを盗んで警察に追い詰められて服毒した』という話に。
本当か嘘か分からないし、もう会うこともなくなって十数年経っていたのに、なぜこんなに心に刺さっているのか自分でも分かりません。
亡くなった自分の父親を思い出すより頻繁に、やっちゃんを思い出すのはなぜだろう?(これまたひどい娘)
バレンタインあげてないのに、ホワイトデーにお菓子をもらった時、私はやっちゃんに『ありがとう』って言ったかな?
言ってないような気がするな。
もらった女子達は騒いでいて、誰も『ありがとう』って言わなかった。
亡くなってもう20年以上経つのに、今でもやっちゃんのことを思い出してるって知ったら、やっちゃんはびっくりするだろうな。
遅くなってごめんね。
(44年越し)
お菓子ありがとう。
心を整理したくて、ブログに書いてみました。
さて、次回『大人の娯楽がき教室』のお知らせを。
9月と10月の2回で仕上げるヒノキのハロウィンたまごちゃん。
10月11日(金)13時〜の教室1回のみご参加の方は
1回で完成するように準備いたしました。
あとお一人ご参加いただけます。
お問い合わせ、お申し込みは、下記リンクまで
いつもの販売サイトはこちら