ちっちゃなきゅうり | 夕菜の宝箱

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~がん(私)でも発達障害(息子)でも上手くつきあって幸せに暮らすことを目標にする毎日~



 ちっちゃなきゅうり


2002年07月01日(月)


とうとう7月になってしまいました。

ちびちゃんのお迎えに行くと

先生方から「おかあさん…長崎まで行くの??」
と声をかけられるようになってきました(笑)


今週から兵庫の講習会がはじまるので

朝早くから夕方まで保育を願い出た時に
担任の先生に、冗談で「え~?!」と言われたから


「カステラ、買ってきますからぁ~!!」

と切りかえしたもので(買いませんけど(笑))

 

鹿児島も受けるんだけど、

カステラ=長崎のイメージが強いのでしょうか??

資格試験で受かった先生もいらっしゃるのですが
学校を出て資格をとった先生が圧倒的に多いので、
現場の保育士さんは意外と試験のことをご存知なかったりします。

わたしが資格を既にもっていて、

公立の採用試験を受けるために長崎まで飛ぶ…と誤解して、

「受かったら、引越しするの?」と聞かれたりもします。
違うんだよね(-_-;)

それはさておき、今日のお迎えのときには、
ちびちゃんがなぜか三度豆を握りしめておりました。
保育所の畑で採れて、今日の給食でも頂いたそうなのですが、
子どもたちも一本ずつもらっていて、うれしそうに見せに来てくれます。

そこに去年の担任の先生が

「ナニ持ってるの?」と話し掛けに来てくれました。


去年は、まだまだほとんどしゃべらなかったちびちゃんなので、
最近、元気よく挨拶をして帰る姿をとても喜んで、
よく話し掛けてくださるベテランの先生なのですが…


子どもにすると(いや~保護者にとっても)

かなり威圧感のある方かしら(笑)

先生に向かって、はりきって

 

「くーり(きゅうり)」

 

と答えたちびちゃん。

 


すると、一呼吸もなく

 

「豆よ!豆!!きゅうりとちゃうよ」


と大きな声で言われたものだから

一瞬で固まってしまいました。


一言も言い返せずに、すごい顔でしばし固まるちびちゃん。


笑ってはいけないのだけど、その怒りようがなんともおかしい

先生は案の定
「うわ!怒ってる」と大笑いして、
「見て見て!この顔!」

今の担任の先生に知らせに行かれました。


私が抱き上げると、ちっちゃな声で「ちゃうわ」と一言。

子どもにとっては「豆」は丸くないとねぇ~。
ばあちゃんのウチできゅうりの栽培を見ているものだから、

ちょうど、できかけのかわいいきゅうりと三度豆は大きさ的にも、

色もそっくりなんだよね!

帰り道も、車の中で

「まめ ゆうた」と数回つぶやくちびちゃん。

きゅうりではなくて、豆なのか…と正しいことを覚えたことは、
よかったことなのかもしれないけど、なんだかね~


そういえば、先日はせっかく自分ではいた靴が左右逆だった時に、
即、履きなおしを言われたら
「イヤ!」って怒っていたっけな。

家では、げ!反対にはいてるよ~急いでるのに(-_-;)と思っても、
いったん、やったことに対しては認めてやってるんですよね。


「あら~!自分ではけたねぇ。できたの?」

と一呼吸おいてから、しらじらしく今、気がついたかのように

「あらら?反対だよ…」と教えると、


けっこう素直に

 

「こう?」って履き替えます。

やっぱり、ちっちゃいきゅうり…って感じた心は大切にしてやりたいよなぁ。
第一かわいいよね~。←親ばか

そこで、心の中で先生に言っておこうかと思います(笑)

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子どもの気持ちになって共感し、感動を共有する心を忘れちゃぁ、いやよ!by保育原理

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