朝の不確定 改 | 破片 - 言葉がものであるとして -

破片 - 言葉がものであるとして -

詩という言葉をこの世からなくしたい

詩人(仮)
たからじま(ペンネーム)

20141117 20140805
『朝の不確定』 改

朝の不確定さを
だんだん好きになってくる

ボワっとした朝
部屋の輪郭がハッキリしない

言葉が定まらず
他人にはまかせられない
一日の始まり


誰の理解も得ていない
人に話すことさえない

話せてしまったら
つまらなくなる

自分だけの理解で
すべてがおさまっている


毎日のように
ボヤッとしている
景色の輪郭は不確定

信じるものは
自分だけなのか

その景色に
祈りを捧げる

....
........
................

だんだんと輪郭が
ハッキリしてくる

今日何をするかが
わかってきた


生き方さえ
わかる

明日のような今日を
再認識する

輪郭の点線が
消えている