言葉によれば | 破片 - 言葉がものであるとして -

破片 - 言葉がものであるとして -

詩という言葉をこの世からなくしたい

詩人(仮)
たからじま(ペンネーム)

20150802 言葉によれば

この手の中に
言葉がある

何でも言葉で
実体化することができる

例えば目の前の風景
それを見る自分の心の中身

自分の言葉が
他人の心を映す


人があふれすぎ
混み合っている

多すぎる人々は
素朴な光景として目に映る

お祭りみたいな感覚
可能世界のカーニバル

そのどこかに結びつく
自分の心


どことは決まらなくても
言葉が結びつく
たくさんの可能性

何があっても
言葉は残り
いつまでも続く