お久しぶりです。ずっといろんな海外や日本を飛び回っており、なかなか書くことが浮かびませんでした。時々書きますので、時々見てやってください。

ドル円は私の予想通り、130円に向かって進んでおります。125円の壁がありますが、本日の「アメリカで半導体株大幅上昇」などの動きがありますと、本来日本株は電機・半導体が最も強みでしたので、大きな追い風となります。私は円安基調に変化はないと思いますが、途中でギリシアのデフォルト、FRBの利上げ観測後退の見通しが強くなることなどがあれば、一旦円高に触れるとは思います。以前から今年6月のFOMCでの利上げがあるかもしれないと読んでいますので、6月16-17日は注視です。

もっとも利上げ観測で上げてきたドル高ですので、「知ったらおしまい」の諺のごとく、利上げ発表があれば、一旦ドルは急落(世界の株式も同時下落)となるかもしれません。それ以降はどのような世界の政治経済の材料が「用意」されているかよりますので見通しは難しいですが、大した悪材料がなければ再びドル高基調に戻ると思います。この場合、年末は130円位でしょう。

また、利上げ発表の衝撃が強すぎ、世界の景気の腰を折るような事態になれば、そのような時は予期せぬ戦争など「準備していた」悪材料が出て来ます。その場合はドルの独歩高相場は終焉し、ドルは円を含む各国通貨に対して反転して弱くなってゆくでしょう。

景気回復の見通しが強まった上で利上げは実行されますので、その衝撃をマーケットが徐々に吸収して、ドル高になる方の可能性が高いと見ています。2000年の速水総裁の利上げ、2006年の量的緩和解除により日本の景気は沈みました。私は背後にアメリカの日本潰しの圧力があったと読んでおりますが。FRBの場合は自滅的な決断はしないはずですので、利上げの判断は十分な景気回復の根拠があって行われると考えます。

最近、このようなニュースを見ました。USドルのデフォルトに関する記事です。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0Y276J20150511?rpc=223

ドル高に浮かれていると、今年後半、ドルのデフォルト問題が急浮上し、ひっくり返されるかもしれません。注意しながらポジションを取って行きたいと思います。