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宝塚記念 カンパニー坂路ビシッ13秒0

 上半期総決算のグランプリ宝塚記念の出走予定馬が25日、東西のトレセンで追い切られた。宝塚記念の枠順は26日午後に確定、金曜日発売はされず土曜日に前日発売される。


 安田記念を右目の外傷で取り消したカンパニーだが、先週同様、最終追い切りも坂路でビシッと追われ、きっちりと態勢を整えてきた。生野騎手(レースは横山典騎手)が跨り、4ハロン52秒7-38秒4-13秒0。「前走を使えなかった分、ここ2週はしっかり追った。きょうは動きも全体の時計も良かった。時計のかかる馬場を考えれば、ラストも良く伸びている」と生野騎手は好感触だ。


 調教を見届けた音無調教師は「安田記念の回避は誤算だったが、3日休んだだけでその後は順調に調教を消化している。マイラーズCは(プラス6キロで)やや太めに映った。今回は462キロくらいで出せるし、しっかり仕上げたので期待している」とGI初制覇へ意欲を見せた。


出典:サンケイスポーツ

ほしのあき、岡部幸雄氏らがイベントに登場

 JRAは16日、ウインズ新横浜が21日(土)にオープンするのを記念して、洋式競馬発祥の地である横浜エリアの競馬関連施設の紹介や、春のGIシリーズのフィナーレを飾る「宝塚記念」を盛り上げるイベント『YOKOHAMA KEIBA まつり』を28日(土)、29日(日)に開催すると発表した。主なイベント内容は以下の通り。


メイン会場


 みらいチューブ(みなとみらい駅改札外コンコース)


日時


 6月28日(土)・29日(日) 11:00~16:00


【ステージイベント ~YOKOHAMA KEIBA まつり トークショー~】


 フジテレビ『みんなのウマ倶楽部』に出演中のほしのあきさん、アンタッチャブルの2人が出演し、翌日の宝塚記念の予想を中心にトークショーを行う。


 日時:6月28日(土) 15:00~15:50


【宝塚記念パブリックビューイング】


 岡部幸雄(元JRA騎手)さん、TIMの2人が出演し、宝塚記念のレース予想やレース回顧等を行う。また、会場の大型画面に放映される「宝塚記念」のパブリックビューイングにも参加する。


 日時:6月29日(日) 14:50~16:00


※その他イベントの詳細はJRAのホームページ(http://jra.jp/)まで。


出典:netkeiba.com

横典史上5人目の重賞100勝/エプソムC

エプソムC 15日=東京 G3 芝1800メートル 3歳上 出走18頭


 ユタカ見たか! 4番人気サンライズマックス(牡4、栗東・増本)で鮮やかな差し切り勝ちを決めた横山典弘騎手(40)が、史上5人目、現役では2人目となるJRA重賞100勝を達成した。直線は早めに抜け出した武豊のヒカルオオゾラを逆転。完ぺきな騎乗でのメモリアルVに、笑顔がはじけた。2着にはヒカルオオゾラが粘り、3着には鼻差で12番人気のグラスボンバー(牡8、尾形)が入った。


 東京の長い直線でサンライズマックスの末脚と、横山典の笑顔がはじけた。先に抜け出したヒカルオオゾラの外から迫る。ノリは左ムチを連打。追って、追って、追いまくった。届いたのは、ゴール手前50メートル。ギリギリでも、それは思い描いた通りの決着。人さし指を立てて観衆に何度も勝利をアピールした。「完ぺきだね、完ぺき。完ぺきに乗れた」。史上5人目。1885勝目は価値ある重賞100勝。自らを律する言葉の多いノリが、この日ばかりは冗舌だった。


 区切りの重賞を前に「いい馬が回ってきた」。幾重にもシミュレーションを重ねた。「有力馬が前にいたからね。ゲートさえ決まれば、トーホウ(アラン)やヒカル(オオゾラ)の後ろを狙っていこうと思っていた」。道中は描いた通り中団をキープ。向正面では前を行くヒカル、斜め前のトーホウを見ながら絶好の位置を確保した。そして、さすがと思わせたのは仕掛けのタイミング。「1頭になるとソラを使うからなるべく我慢した」。ヒカルが抜け出しても慌てない。しばらく追い出しを待って、十分にタメを利かせてからゴーサインを出した。


 「(乗るイメージを)ああだろう、こうだろうって考えていたから。満足だよ。きっちり応えられて良かった」。重賞100勝を決められたこと以上に、テン乗りの馬をイメージ通りに走らせ、持ち味を存分に引き出せたことがうれしかった。「まだまだ(騎手生活は)長いし、もっと頑張って少しでも武豊に追いつけるように頑張ります」。武騎手の重賞253勝は遠い数字だが、ファンに向けてちゃめっ気たっぷりに言った。


 サンライズマックスは秋の天皇賞に向け充電に入るが、ノリは今週から例年通り函館へ遠征。29日にはカンパニーで春のドリームレース宝塚記念(阪神)に出る。「また、いいレースができるように頑張るよ」。春の東京競馬を締めくくるにふさわしい、さわやかな笑顔だった。


出典:日刊スポーツ

宝塚記念にサムソンら16頭がエントリー

宝塚記念(G1、芝2200メートル、29日=阪神)の1週前登録には16頭がエントリーした。ファン投票1位のウオッカが出走回避を表明しており、主役は得票数2位のメイショウサムソンが務める。天皇賞(春)は2着に敗れたが、久々にサムソンらしい勝負根性を見せた。前走後は、すぐに15-15を乗れるほど状態はさらに上向きだ。王座奪回に向け5つめのG1取りに挑む。天皇賞(春)3着のアサクサキングスも、巻き返しを狙っている。菊花賞馬だがスピードもあり、距離短縮には対応可能。怖い存在だ。そのほかにも金鯱賞3着で復活をアピールしたカワカミプリンセス、目黒記念2、3着のアルナスライン、ロックドゥカンブなど伏兵がそろい、混戦模様となっている。


出典:日刊スポーツ

エプソムC 横山典、喜びマックス!

「エプソムC・G3」(15日、東京)


 偉業達成で春シーズンを締めくくった。横山典弘騎手(40)=美浦・フリー=が、4番人気サンライズマックスを完ぺきな手綱さばきで勝利に導き、JRA重賞通算100勝を達成。史上5人目、現役では武豊に続き2人目となる大台に到達した。末脚が爆発、2度目の重賞Vを飾ったマックスは充電放牧へ。天皇賞・秋(11月2日・東京)でG1制覇を目指す。1番人気の武豊ヒカルオオゾラはやや折り合いを欠き2着に敗れた。


 春競馬のフィナーレ、華々しい記録と会心のガッツポーズがよく似合った。横山典が初コンビとなるサンライズマックスを見事なエスコートで勝利に導き、JRA重賞通算100勝を達成した。「区切りだったから良かったね。きょうは完ぺきに乗れた。たまたまじゃなく、自分の思い描いた通りにきっちりできたのはいいメモリアルになる」。誰よりも自分に対して厳しい男が、素直な気持ちで勝利を喜んだ瞬間だった。


 「有力馬が前に行きそうだったし、道中はヒカルオオゾラの後ろを狙っていた。1頭になるとソラを使うから、追い出しをギリギリまで我慢。1回離されたけど、よく伸びてくれた」。くしくもヒカルオオゾラに騎乗した武豊が、東京3RでJRA通算3100勝を達成。“ユタカデー”になろうかという一戦で、関東を代表する名手が主役の座を奪取した。「オヤジ(元騎手の富雄さん)も家で見ていて、喜んでくれているんじゃないの」。デビュー23年目。父の日であるこの日、同じ競馬の世界で生き、そして背中を見てきた父親へ、これ以上ない最高のプレゼントになった。


 サンライズマックス自身も展望が大きく広がった。「うまいこと乗ってくれたね。夏は放牧に出して、秋の天皇賞へ」と増本師はG1舞台への挑戦を表明。鞍上も「来週から北海道シリーズが始まるし、宝塚記念のカンパニーもある。これからもいいレースを見せたいね」と、大台到達の興奮も冷めやらぬうちに次へと視線を向けた。人馬ともさらなる飛躍へと弾みをつける、最高の締めくくりとなった。


出典:デイリースポーツ

横山典、JRA重賞100勝 エプソムC(G2)

 ライバル武豊のヒカルオオゾラをゴール寸前で差し切って達成した快記録。サンライズマックスで区切りのJRA重賞100勝目を挙げて、「宝塚記念(カンパニー)で決めようと思っていたんだけど。もっともっと武豊に近づければ」と横山典の笑顔がはじけた。


 道中は、そのオオゾラを見ながらの競馬。4コーナー手前で一気にまくり上げる武豊を見ながらじっくり直線まで待った。「いったんスッと離されたが、ソラを使うので我慢したら最後また伸びた。完ぺきに乗れた」と珍しく自画自賛も飛び出したほど。「たまたまじゃない。自分の思い描いた通りの競馬で、きっちり結果を出せた」と満足そうだ。


 来週から始まる函館競馬を前に、この日の東京競馬場は北海道シリーズをPRするイベントが盛りだくさん。「北海道にもぜひ来てね」とファンにアピールした北海道男が、エプソムCの表彰式でもらった副賞はおいしそうなカニだった。


 「父の日にいいプレゼントができた。カニはウチで見てるお父さん(富雄さん)にあげるよ」と終始ご機嫌な横山典。「これで気分良く北海道へ行ける」と夏のローカル競馬に思いをはせる騎手の横で、増本調教師の心はもっと先の秋競馬に飛んでいた。


 「あまり大きな馬ではないから放牧して休ませる。この後は秋、二千メートルの天皇賞を目指したい」


 中日新聞杯から始まったマックスのサクセスストーリー。夢を秋につなげて、ひとまず夏休みに入る。


出典:中日スポーツ

喜びマックス!!ノリ重賞100勝…エプソムC

 春の東京競馬を締めくくるエプソムCは、4番人気のサンライズマックス(横山典)が、1番人気のヒカルオオゾラをゴール前でかわし、重賞2勝目を挙げた。横山は史上5人目となるJRA重賞100勝を達成した。


 右手をグッと引き寄せ、次の瞬間、高々と突き上げた。鮮やかな追い込みに、派手なアクション。これぞ横山典という手綱さばきで、サンライズマックスが豪快に府中の直線を突き抜けた。


 「完ぺきだったね。有力馬が前に行きそうだったから、その後ろくらいを狙って行った。1回離されてアラッと思ったけど、最後はよく頑張ってくれたよ」横山から笑みがこぼれた。狙い通り、中団やや後方のポジションからコーナーリングを生かしてロスなく外へ。計ったように、ゴール寸前で差し切った。


 横山らしさを存分に発揮しての勝利は、自身のJRA重賞100勝目にもなった。史上5人目、現役2人目の偉業達成。「区切りはいつでも良かったけど、きっちり勝てたのはうれしい。たまたま勝ったんじゃなくて、考えていたように乗れたからね。1頭になるとソラを使うので、なるべく我慢した」常に究極を目指す名手も納得の会心の騎乗だった。


 3けたに及ぶタイトルのうち、初騎乗での勝利は「28」。騎乗馬の特徴を見極める目には、定評がある。「返し馬から、小さいけどバネが利いていて、これは切れそうだなと思った。(父の)ステイゴールドに乗ったことはないけど、よく似ているんじゃないかな」この日も的確な判断で、爆発力を引き出した。


 力を出し切っての勝利は、サンライズマックスにとっても、今後への展望を開く意味で大きい。「秋? いいと思うよ。伸び盛りだからね」という横山の太鼓判に、「走るやろ」と増本調教師。今後は放牧で充電。ひと叩きして、大目標の天皇賞(11月2日、東京)へと向かう。


 春開催最後の重賞を飾った横山。例年通り、夏は北海道競馬へ参戦するが、上半期最後の大仕事が残っている。「宝塚記念(29日、阪神)でもいいレースを見せられるように頑張るよ」安田記念を目の外傷で回避したカンパニーは、お気に入りのパートナー。“リベンジマッチ”を果たして、再び満面の笑みを浮かべるつもりだ。


 サンライズマックス 父ステイゴールド、母グリーンヒルマック(父ダンシングブレーヴ)。牡4歳の黒鹿毛。戦績12戦5勝。主な勝ち鞍・07年中日新聞杯。総収得賞金1億2186万8000円。生産者・北海道新冠町のヒカル牧場。馬主・松岡隆雄氏。栗東・増本豊厩舎所属。



[優勝馬メモ]

新潟大賞典組強し 新潟大賞典で8着だったサンライズマックスが勝ち、これで5年連続して同レースから出走してきた馬が連対。


4歳馬 これまで4歳と5歳馬しか優勝していない。今年も4歳馬V。


 重賞100勝 横山典弘騎手(40)=美浦・フリー=は、15日の東京11Rをサンライズマックスで勝ち、JRA重賞通算100勝を達成した。史上5人目、現役では武豊騎手に次ぎ2人目。JRA通算成績は1万3159戦1885勝。G1はサクラローレルでの天皇賞・春、有馬記念、セイウンスカイでの皐月賞、菊花賞など15勝。


出典:スポーツ報知

武豊、史上初のJRA通算3100勝達成

 武豊騎手(39)=栗・フリー=が東京3Rをダイワシャトルで勝ち、JRA通算3100勝を達成した(87年3月のデビュー以来、通算1万4771戦目)。重賞はディープインパクトによる05年皐月賞、ダービー、菊花賞、06年天皇賞・春、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念などGI61勝を含む253勝。JRA以外も海外でGI7勝を含む106勝、地方で交流GI15勝を含む136勝を記録してきた。


 「3000勝の時にはかなり騒がれたのにね。今回の方が数字はいいんだけど」と周囲を笑わせながら、「これからも1つ1つ数字を伸ばしていきたい」ときっぱり。今年もJRA75勝でリーディングトップ(2位は中舘、後藤の58勝)をひた走り、勝つたびに金字塔を打ちたてていく。


出典:サンケイスポーツ

宝塚記念、メイショウサムソンなど16頭が登録

 29日に阪神競馬場で行われる第49回宝塚記念(3歳上、GI・芝2200m)の登録馬が15日、JRAから発表された。


 天皇賞・春(GI)2着のメイショウサムソン、同3着のアサクサキングス、金鯱賞(GII)を勝ったエイシンデピュティ、同3着のカワカミプリンセスなど16頭が登録を行っている。登録馬は以下の通り。


( )内は性齢、所属・調教師


アサカディフィート(セン10、栗東・鶴留明雄)
アサクサキングス(牡4、栗東・大久保龍志)
アドマイヤオーラ(牡4、栗東・松田博資)
アドマイヤフジ(牡6、栗東・橋田満)
アルナスライン(牡4、栗東・松元茂樹)
インティライミ(牡6、栗東・佐々木晶三)
エアシェイディ(牡7、美浦・伊藤正徳)
エイシンデピュティ(牡6、栗東・野元昭)
カワカミプリンセス(牝5、栗東・西浦勝一)
カンパニー(牡7、栗東・音無秀孝)
コスモバルク(牡7、北海道・田部和則)
サクラメガワンダー(牡5、栗東・友道康夫)
ドリームパスポート(牡5、美浦・稲葉隆一)
フォルテベリーニ(牡6、栗東・加用正)
メイショウサムソン(牡5、栗東・高橋成忠)
ロックドゥカンブ(牡4、美浦・堀宣行)


出典:netkeiba.com

メガワンダー「順調」13秒4/宝塚記念

<宝塚記念>


 金鯱賞4着のサクラメガワンダーは坂路で2週前追い切りを行い、4ハロン55秒4-13秒4をマークした。「予通りの調整。順調に来ている」と友道師。宝塚記念は初参戦だが、もともと阪神コースは5戦3勝と相性がいい。「折り合いに問題がない馬だし距離も大丈夫と思う。マイルよりはレースがしやすそうなので」と同師は期待する。


出典:日刊スポーツ