アルナス意見割れるも力出せる/宝塚記念 | 宝塚記念

アルナス意見割れるも力出せる/宝塚記念

<宝塚記念:追い切り>


 単走で800メートルから56秒2-41秒9-26秒3-12秒6。しまい重点に追い切られたアルナスラインの追い切りに、関係者の意見は割れた。「実質2ハロン。ちょっと軽すぎたかな。明日(26日)に15-15ぐらいをやっておかないと」。想定外の時計に今後の追試を示唆する松元茂樹師(59)に対し、手綱を取った和田竜二騎手(31)は「前半でうまく折り合った分、全体の時計が遅くなった。1週前はテンから馬とけんかして時計が掛かった。そういう意味ではよかった」。12秒台の上がりをマークしたことを評価する。


 両者の言葉をどうとらえるか?


 確かにこの日の坂路は極端に時計が掛かっていた。ラスト1ハロンで12秒6以上の時計を出したのは9頭だけ。「反応もよかったし、馬も気分よく行っていた」。和田が好感触をアピールするのも納得できる。松元師とてこの日の時計を除けば「本当に順調にきた」と自信の出来。力を出せる仕上がりと判断していいだろう。


出典:日刊スポーツ