こんばんは、カケラ石です。
先日8月31日、配信にて月組さん新トップスター鳳月杏さん、天紫珠李さんプレのお披露目公演、
『琥珀色の雨にぬれて』
『Grande TAKARAZUKA 110!』
を観劇いたしました😊
退団された元月組トップスター月城かなとさん、元娘役トップスター海乃美月さんも劇場にて観劇されたとのこと!
鳳月杏さん含め月組生の皆さんも嬉しかったでしょうね🥰
時間が経ってしまいましたが、せっかくなので感想を書いてみたいと思います😂
ネタバレNG派の方はどうぞ回れ右でお願い致しますm(_ _)m
『琥珀色の雨にぬれて』再演作品ですがわたしは今回が初の観劇になります。
舞台はパリ。
……
………🤔
宝塚ファン、今年になってから何回目のパリでしょうか?(笑)
花組さん『アルカンシェル』、
宙組さん『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』、
雪組さん『ベルサイユのばら』、
そして月組さん『琥珀色の雨にぬれて』!
…もうずっとパリにいる😂
ダンスから始まる『琥珀色の雨にぬれて』。
クラシックな雰囲気が鳳月杏さんと天紫珠李さんに似合っていますね。
礼華はるさんときよら羽龍さんがペアで踊られていて、なるほどこの組み合わせも素敵ですね✨️
夢奈瑠音さん英かおとさんはステージのどこにいても目を引きます!
夢奈瑠音さんのダンスのお相手が白雪さち花さんなのですが、『琥珀色〜』本編の伏線のように思えて観劇後にぐっときました😂
専科特出の水美舞斗さんのダンスは華やかですね。
月組生さんから浮くこともなく、場を引き締めるスパイスのような存在感!流石です。
『琥珀色の雨にぬれて』、あらすじを読んだ時のイメージは
クロード(主人公)←フランソワーズ(婚約者)
↓
シャロン(ヒロイン)
↑
ルイ(ジゴロ)
だったのですが、
観劇後のわたしの感想は
シャロン(ヒロイン)
↓
クロード(主人公)←フランソワーズ(婚約者)
↑
ルイ(ジゴロ)
です!🤔
シャロンがファム・ファタール的に描かれるんだと思っていましたが、
むしろクロードと出会ったことで登場人物の人生が変わっていくので、鳳月杏さんクロードがファム・ファタールでした!
(個人の感想です😂)
鳳月杏さんはお歌が上手ですね。
包容力のある歌声というか、広がっていくような、それでいて清々しさのある歌声に引き込まれます。
主人公クロードは朝の森で出会ったシャロンに一目惚れします。
婚約者がいるのにかなり心は自由です。
偏見がなく、いいものはいいと褒めます。
…育ちの良さによる天然のひとたらし!😂
鳳月さんの演技がまた溌剌としていて、嫌味がなく、まさに光属性クロード!
これはどこか自分に否定的な気持ちのあるルイやシャロンは惹かれてもしょうがない(笑)
この3人の出会いのシーンからわたしの「思ってたのと違う!」が炸裂しました😂
クロードもシャロンもルイも、想像していたよりずっとピュアでした✨️
ドロドロ感はなし。
立場的にドロドロしているはずなのに、なし(笑)
シャロンに『別の星から来た人みたい』と言われるクロード。
これは住む世界が違う。という意味かな?と思っていたのですが、
話が進んでいくにつれなんとなーくわかってきました。
クロード、基本的にふわふわしているのです!
貴族という立場上、生活に困ったことがなく、友人ミッシェルと新しい仕事を始める準備もととのっている。
人当たりもよく、顔もいい。
普通にモテるし、ミッシェルの妹フランソワーズと婚約済み。
基本的に順風満帆!屈折してなさすぎます!まさに『別の星から来た人』…!
こうやって並べるとファンタジーっぽい人物ですね…💦
彼に比べるとマヌカンのシャロンやジゴロのルイ、令嬢フランソワーズのほうがずっと現実的で地に足がついています💦
罪悪感と抗えない恋で苦しむ様をドロドロに演じることもできたと思うのですが、
鳳月さんはさらっと爽やかに、思い出の中のきれいな恋を思う男としてクロードを演じられます。
自分勝手に恋に暴走し、周りを顧みないクロード。
でも観ているこちらは嫌いにはなれません。
男臭くなりすぎないように、大人だけど若者の無謀さを感じるようなキャラクター作り。鳳月杏さんの芝居が効いています。
ヒロイン シャロン役の天紫珠李さんは、華やかなお衣装が似合いますね。
身長も高く、顔立ちがはっきりしているため舞台に登場するとパッと目を引きます。
シャロンはパリでマヌカンとして注目を浴びる魅惑的な女性です。
自分の美しさに価値があることを自負していますが、ロマンチストで外見の印象で人にもてはやされることにどこか孤独を感じているアンバランスな人物です。
『琥珀色の雨にぬれて』、こちら再演ものなので当て書きではないのですが…天紫珠李さん、役にあっていますね🤔
天紫さんの得意とするお役は、
ズバリ、情が深い女性だと思うのです!
礼華はるさん主演のバウ公演『月の燈影』でのヒロイン 芸者の喜の字もはまり役でした。(こちらの作品も再演ですが💦)
華やかな場所に身を置きながらも人を思いやる心を忘れないシャロンは天紫さんにぴったりでした✨️
専科特出、水美舞斗さん。
水美さんはジゴロのルイを演じられます。
ジゴロなだけに立ち振舞はスマート!
タンゴを踊るダンスシーンも美しく、眼福です😂
ジゴロということで、マダムたち相手にうまく立ち回るのかな?と思っていたのですが…ルイ、意外といい人です🤔
クロードに忠告したり、気を使ってあげたり…、恋のライバルとして自分を公平に扱ってくるクロードにびっくりしたり…。
ジゴロが生業ですが、性格は繊細。
シャロンと同様に仕事にプライドを持っていますがどこか卑屈です。
シャロンに惹かれるのは自分と似ているから、クロードに惹かれるはシャロンと同じく自分と違うからでしょうか。
当て書き作品ではありませんが、水美舞斗さんご自身、繊細な方ですよね…こちらもマッチしていますね😂
婚約者のフランソワーズを演じるのは白河りりさん。
白河さん、彩海せらさん主演のバウ公演『Golden Dead Schiele』のヒロイン ヴァリだったり、
『Eternal Voice』のメアリ・スチュアートだったり…
今回のフランソワーズもそうですが、薄幸なお役が多くありませんか?💦
すっきりとした涼やかな顔立ちと、手足の長い細身な体型のためそういったお役が合うのはわかるのですが…
逆に強い女性のお役も見てみたいです!😂
しかし、フランソワーズ、恋愛面では薄幸ですが本人は強い女性ですよね🤔
強くて行動力がなければ車を一人飛ばしてクロードをニースまで追いかけたりはできません💦
か弱い見た目の中に情熱の炎が燃えるフランソワーズ。
なるほど、白川さんにぴったりです!
フランソワーズの兄であり、クロードの友人ミッシェル役は礼華はるさんです。
礼華はるさん、『応天の門』では妹の思いな兄 藤原常行を演じていました。
お兄さん役は2度目ですね😂
礼華さんも白川さんもシュッとした美しいすっきり顔なため、兄妹設定が納得です!
キャスティング担当者さん、ありがとうございますm(_ _)m
礼華さんの演技はあの自然さがいいですね。
気取らないのびのびとした自然な演技。
おおらかなお声も舞台のどこにいても聴きやすく、安定していますね。
個人的に『琥珀色〜』でのベスト礼華はるさんミッシェルは、
タンゴに挑戦するクロードとフランソワーズの場面で、舞台の端で桃歌雪さん演じるクロードのお姉さんソフィーと2人でこっそりワルツを踊っているところです✨
クロードの友人、ミッシェルは明るく人の良い、妹思い友人思いな人物です。
物語の終盤、フランソワーズにシャロンとの関係を咎められたクロードにミッシェルは明るく接します。
共同経営の仕事もこれからも変わりない、シャロンとも遊びだったんだろう。とクロードに逃げ道まで与えます。
しかし最後に「少しがっかりしたな」と告げます…。
これは言葉以上に重い一言です。
ミッシェルはこれからもクロードと友人でいてくれるでしょう。
仕事上も変わりなく付き合っていくでしょう。
しかし『がっかりした』という事実はずっと消えることはなく残ります。
…
……重い!😭
しかしこの後、一人でシャロンとの約束の地に訪れるクロード!
心臓が強すぎる!😂
ピュアが過ぎる!
さすがクロードです…。
そして再開する二人。言葉は交わしません。
この場面のお二人の美しさ!😢
クロードとシャロンは別々の道を生きることになり、二人の恋は在りし日の思い出。と幕を閉じます。
ここで物語を終える潔さが美しく、余韻を感じました。
鳳月杏さん、天紫珠李さんのプレお披露目公演として『琥珀色〜』を選んだのは大正解ですね。
お二人の魅力を存分に堪能させていただきました。
劇場で観劇された方が羨ましいです😊
なかなか別箱は観劇が叶いませんが…いつか参加できますように今から徳を積みたいと思います💦
『Grande TAKARAZUKA 110!』の感想も書きたかったのですが、こちらが長くなってしまいましたので、また次の機会に綴りたいと思います🙋
お読みいただきありがとうございますm(_ _)m
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