こんばんは、カケラ石です。


  宝塚の宙組さん、『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』

宝塚大劇場公演千秋楽おめでとうございます  🙇




  わたしも配信で観劇させていただきました。

簡単にですが感想を書いてみたいと思います。

ネタバレがあるかと思いますので、

ご自身の観劇までネタバレしたくないという方はどうぞ回れ右でお願い致します。




  まずはじめに、やはり人数が少ないと思いました。

どうしても娘役さんの人数の少なさが目立ちますね。

それをカバーするために皆さんフル回転で、

あっ、この娘役さんさっきも出ていたのにもう衣装替えてステージに出てる!ということが何度も😂

  齋藤吉正先生演出なので、下級生さんも見せ場があるだろうなとは思っていましたが、

それどころではなく全宙組生さんフルスロットル!

次から次へとショーが展開されるため本当にたいへんだったと思います。



  また、以前より痩せてしまった生徒さんが多数いらっしゃることは、ブログやXで知ってはいたのですが、

トップの芹香斗亜さん、春乃さくらさんがとても痩せていて見ていて辛かったです。

春乃さんはもともとほっそりしていましたが、肩が薄くて…。

芹香さんもジャケットから出る腕が細くて心配になってしまいました。

  宝塚大劇場での公演日数が今回短くて良かったと思います。

9ヶ月ぶりの公演ですぐに通常の公演日数はさすがに厳しかったでしょう。



  しかし、宙組トップのお二人の歌唱力はさすがでした。

伸びやかで響きますね。

  芹香さんはもともと歌がお上手でしたが、より深みと表現力を感じました。

  また、春乃さくらさんはどちらかと言うと控えめなお嬢さんのタイプの娘役さんのイメージだったのですが、見事にトップ娘役としての進化をとげられていました。

ステージに立つとぐっと目を惹きつけられます。

  お二人の絶え間ぬ研鑽を感じ、胸が熱くなりました。



  そしてやはり宙組さんは皆さん歌がお上手ですね。

ソロ歌唱も多く、演出側からの信頼を感じます。

また身長があるためダイナミックでダンスに迫力があります。

正直、頭身の感覚がバグります(笑)

鏡を見て自分のちんちくりんさにびっくりです!

(ジェンヌさんと比べてはいけない!😂)




  個人的に瑠風輝さんのパワーアップに驚きました。

お顔も以前よりシャープになられて男役みが増し増しに!お化粧も少し変わりましたよね?

バックで踊っていても存在感があり、なるほどのスター感です。




  また、瑠風輝さん、鷹翔千空さん、風色日向さんの路線組がいい意味でガツガツしていてとても見ごたえがありました。

  ノンストップでショーが進むためアドレナリン全開なのもあるかもしれませんが、

ソロでの歌唱シーンで、今は自分が中心だ、自分の見せ場は譲らない!というステージへの飢えを感じました。

  上級生になるとどうしても芸にまとまりが出て自分自身にセーブがかかります。

おそらくこの熱さは、普通に舞台に立ち続けていたら出せなかったギラギラ感だと思います。

今まで閉じ込めていた物を解放するかのような表現と力強さ!

表現者としての骨頂を見せていただきました。


  

  風色さんはバウ公演が決定していますが、

瑠風さん、鷹翔さんの単独主演も是非見たいですね。

  御三方ともいつでも主演ができるスターとしての仕上がりを感じました。





   それに対して2番手 桜木みなとさんは深みのあるスターさんに進化していました。

ガツガツ感とは一線を画し、全体を俯瞰から見ているような印象です。

華やかな歌唱場面はもちろん多いのですが、あくまでも生徒さん皆さんが輝けるように調和を取っているように見えました。

  もしかするとお稽古場でも生徒さん達の緩衝材のような役割をされていたのかもしれません。 

表現に落ち着きと慈愛を感じました。



  お休みが続いていた亜音有星さんも活躍されていましたね。

やはり脚が長い!😂スタイルがいい!

  個人的に亜音さんは組替え方向になるのではと思っているのですが、この話はまた今度。



  ラインダンスは108期さん、109期さん中心なのでしょうか?

すみません、公演プログラムを購入していないので💦

  娘役さんが少ないこともあり、男役さんの参加が多そうですね。とても力強く感じました。

他の組との経験の差ができてしまった下級生さん。

それを埋めていこうと頑張る前向きなパワーをラインダンスに感じました。




  お歌でとても心に残ったのは芹香さんが歌った『愛の旅立ち』です。

歌詞に少し引っかかるものを感じた人もいたようですが…。

数々のスターさんが歌ってきた宝塚を代表する曲です。

やっぱり聞くといい曲だな、〇〇さんも歌っていたな懐かしいな、と宝塚観劇の記憶に思いを馳せる事が出来ました。

 やはり歌い継がれる名曲には理由がありますね。



  そして驚かされたのはフィナーレです!

フィナーレの階段降りと言えばショーでスターさんが披露した曲を歌うのが通常です。

しかしエトワール愛未サラさんが歌ったのはシトラスの風!!!✨😂

今回のショーでは歌われていません!


その後も階段降りしていくスターさんはショーの劇中で歌っていない宝塚の名曲を歌っていきます!

ひぇー!豪華!

円盤作る時、権利関係の担当者さんが大変なやつー!😂

齋藤先生の粋な演出に完敗です🥺


 

  3回のカテコと芹香さんのあいさつで幕は閉じました。

芹香さんの目には一筋涙が。

言葉にはできない色々な思いがあったかと思います。



  総合的にとても華やかなショーでした。

知っている宝塚の名曲が歌われるとやはりテンションが上りますね。

  しかし次から次へと怒涛の流れでショーが展開していくため宙組生さんは上級生下級生関係なく本当に大変だったと思います。

東京公演まで少し時間があるので生徒さん達にはゆっくりしていただきたいです。




  今回のショーは専科さんの特出はなく、宙組生さんのみの出演です。

わたしは当初、宙組生さんだけでなく、できるだけ外からの視点を入れたほうが良いのでは?と思っていました。

  しかし宙組を一から見直し、地固めをするためには宙組生さんのみの公演にする必要があったのでしょう。

わたしは宙組生さんの覚悟をこの公演で見せていただいたように思います。



  宙組生さん、宝塚大劇場公演 千秋楽お疲れ様でした。

今日はゆっくり休めますように。






  追伸、

  BLUE MOON BLUEの怪しい森の場面なんですが、個人的にサガフロを思い出しました。

サガ・フロンティア   アセルス編!!😂

宙組さん見事にキャラデザが小林智美さん…!

わかる人だけわかって〜(笑)





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