娘が、初めて発した言葉はママであった。娘のオムツ替えをモタモタしながらやっていた私に苛立ったのか、ママーと大声で呼んだのが初めだったと思う。
その後、徐々に他の音も獲得し、10ヵ月の時点でm音の他にb音とp音が意図的に出せるようになった。
娘はこの3音のみで、ママ、バァバ、パパの3名を意のままに動かす。ただ、b音とp音との区別が不明確なため、GW中は、バァバとパパで娘の奪い合いが頻繁に発生した。GW中は日本のそこかしこで同じような争いが繰り広げられていたことだろう。
しかし、ジイジは1人蚊帳の外だ。まったく娘に呼ばれる気配がない。
思うに(日本語の)z音は唇を両側に引っ張ったうえで、舌を「舌打」のように操ることができないと発音できない複雑さがあるため、ジイジは蚊帳の外に置かれてしまう運命にあるのだろう。
娘に額をしゃもじで痛打されながらも笑顔で遊んでくれるジイジなのに。誠に気の毒である。
娘よ、今日からパパとi音の練習を始めよう。
で、イーイと言えるようになったら、ジイジの家に遊びに行こう。