0歳の娘の名前を漢字で書くたび、クラクラする。
小学生のとき、漢字の書き取りの宿題をしていて、
とにかく無心になって書いていると、
漢字ではなく変な記号に見えてきてクラクラした。
あの感覚が、いつもやってくる。
初めてえんぴつで自分の名前を書いたとき、どんな気分だったろう。
私は幼稚園に通っていなかったので小学校に入ってから字を習った。
で、汚く書き上がった自分の名前を見て、
自分の名前を嫌いになって以来、ずっと嫌い。
書き方や習字の時間も大嫌いだった。
小学校高学年になって、
自分の名前の由来を親に聞くという宿題があった。
母親に聞くと、出張中の父親に聞けという。
出張中の父親に電話で聞くと、
戸惑った気配が伝わってきて、やや間をおいて
「大地に根をおろして。。。」という話をしてくれた。
地味な由来があまり嬉しくなかった。
だから、自分の娘の名前には、妻への感謝と、
娘が生まれた土地への愛着と、
ついでに外国人への配慮を込めた。
いつ宿題がでても大丈夫。自分の名前を好きになりなさい。
あと、娘には絶対「字」を習わせる。
自分の名前をきれいに書ければ自分も好きになれるやろ。
ついでに私も娘と一緒に字を習う。
親につけてもらった自分の名前を取り戻したいので。
最近、私の母は字を習い始めた。
母にも取り戻したいものがあるんや。