ソフトバンクの「光の道」論に全面反論する

最近威勢のいい佐々木氏。彼が言っている事が世の中にすこしずつ認められている気がしている。
ところで今回の件。これは佐々木氏が言う事がほぼ正しいと思う。例えば小笠原諸島に今まさに光ファイバーの海底ケーブルが引かれようとしている。せっかくブロードバンド通信衛星「きずな」とかがあるのにね。でも「きずな」は3.6万km離れた静止軌道にいるので通信にdelayが発生してしまうらしいんだけどね。
この辺も地球低軌道に沢山の衛星をローコストで飛ばせれば解決するはずなんですがね。

例えばイリジウム通信衛星の廉価版のような。その為には格安の私達が開発中のロケットみたいなものが必要なんだけどね。

それはとりあえずおいといて・・・日本の面積の約半分を占めるらしい光ファイバーの基幹ラインが未整備の10%を整備しようとする行為は、スーパー農道やら使われない立派なつり橋みたいな日本の田舎に点在する「見える」無駄な設備をと同じ考え方で、これは無駄に放送業界に使われている電波帯域を開放し、無線ブロードバンドを普及させればいい話だ。しかも電波オークションをやれば財源も増えるはずだ。

ただし放送局を害する行為をするとこの国では検察庁に睨まれる可能性が非常に高い。私も登場しているFinancial Japan 5月号によれば、「検察の内部に「誰々はいかん」とか「あいつはやらなきゃだめだ」という風潮が出てくる事があります。すると、何か違法性はないかとあら探しが始まるのです」と元特捜検事が発言しているそうだ。

おーこわ。つまりお仲間である放送業界にお前らが無駄に持っている安い電波を返せと楯突く輩は、「誰々はいかん」とか「あいつはやらなきゃだめだ」と言われてあら捜しをされるということだ。池田信夫さんとか、上杉隆さんとか、危ないよ!と声を大にしていってみる(笑)さすが、この辺は孫さんがあんまり放送業界を刺激しないのはこのせいかもしれない。実際テレビ朝日をマードックと買おうとして、ほぼ無条件降伏に近い形で株を手放したのはこのせいかもしれない。彼は放送業界の闇を垣間見たのだ。

話を元に戻すが、光ファイバーが活用されていないのはネットに繋ぐのが大変だからだ。私がiPadを強く推すのはその点につきる。3G内蔵でそのまま直感的に使えるインターフェイスを擁するiPadは日本で史上初めてだれでもが使えるブロードバンド通信端末になるはずだ。パソコンのキーボードがはじめてパソコンを使う人の心理的圧迫になっていることをパソコンに慣れきっている人は気付かない。また、ネットに「繋ぐ」ことがいかに大変かを理解しない。

またネットコンテンツを買ったり、ショッピングをするまでがすごいハードルなんだけど、アプリならAppStoreで簡単に買えるし、タッチするだけで直感的にアプリが使える。だからECだって検索だって簡単にできるんだ。

国がやる事は電波の開放・オークションと、規制を撤廃することだ。あとは口を出さない。規制を緩和して、検察がいきなり元気な生きている会社に強制捜査に入らないような仕組みづくりをするべきだ。言い訳に聞こえるかもしれんが、私はIT業界から消えた男であるが私が居ればもっとガリガリ競争をすべくいろんなサービスを投入して他社を焦らせてユーザにとって便利なサービスを追及できる業界にしていたと思う。正直最近のIT企業は勢いがないね。3年間ずっと遊んでた私がコンサルティングできるレベルだからね。

なんて生意気言ってみました。



これにも出てます。