裁判官の仰天告白 「真犯人の確率80%でも有罪」

正直今の立場になる前は裁判なんかあんまり興味もなかったし関係ない世界のものだと思っていた。でも関わらざるを得ない立場になり、生来の調べ物好きで色々と知識を蓄積している。この裁判官の「仰天」告白は良く分かる。推定無罪の原則など刑事裁判にはほとんどない。断言しよう。

被告人も馬鹿ではない。例えば死刑になるか無期懲役になるか微妙な事件で争ったりしない。執行猶予になるか実刑になるか微妙な事件で争ったりするよりは、自分がその被疑事実が全て正しいと思うならば謝って減刑狙いに行ったほうがいい。否認事件で徹底的に争っている場合は、数人殺して殺人罪で死刑確実みたいな案件を除けば、何かしら被疑事実に問題があるケースが殆どだろうと思う。

しかし刑事裁判官のバイアスは「有罪」に振れる。私の場合も無かったはずの会議があることにされてしまっている。アリバイまで示しているのにそのアリバイは不十分であるといわれる。「無かったことの証明が出来ない」と判決文に明記される。それは悪魔の証明だ!そうやって有罪前提で判決文がかかれ、証拠の中から有罪にするための理屈を導き出す。刑事裁判官の作業とはそういうものである。

「真犯人の確率80%でも有罪」というのがセンセーショナルな問題にならないのが私は信じられない。DNA鑑定でいきなり殺人犯にされ一生刑務所に居るみたいなことにいつ何時あなたがなるかもしれないのだ。これは恐怖である。絶対にあってはならないことだ。

この映画みていない人にはおススメである。



さて、昨日TBSラジオ「DIG」に出演したんだけど、そこのパーソナリティでジャーナリストの神保さんがおススメしていた、iPhone用のバッテリーケース。これ結構おススメ。革の質感がジャーナリストっぽい。プロユースかな。



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