鳩山首相の記者会見、ネット・フリー記者も出席可能に

岡田外相、原口総務相、亀井金融相の3人が先行して記者会見のオープン化を行っていたが遂に、鳩山首相の会見がオープン化される。ちなみに平野官房長官の会見はオープン化の予定はない。官房長官って何やる人?官邸のスポークスマン的な役割があるんじゃないの?なんであんなにコンサバティブなんだろうか?どういう精神構造なのだろう?

ともあれ上杉隆さんが言っていた通り、官邸がオープンになると日本のトップが記者会見のオープン化をしたということで各官庁や地方自治体もこぞってオープン化に踏み切る可能性は高い。と期待してみる。そうするといわゆる通信社のワイヤーサービス的なものは、ニコニコ動画のようなベンチャー企業のサービスが担う局面も多くなってくるだろう。彼らは会見を聞きながら質問をしてその場で記事にして配信できる。このスピード感は例えば為替取引や株取引をしている人達には必須の情報となってくるだろう。

ますます既存マスコミの通信社的機能はお荷物になってくるだろう。そして取材をして書く記者としない記者の格差も広がってくるだろう。しかしここまでオープン化が進んでも一番最後までオープン化を頑なに拒む官庁は恐らく検察庁だ。この情報公開の時代にテレビカメラすら入っていないのは前近代的だ。彼らの会見がオープン化されニコニコ生放送とかできるようになってユーザの質問がその場で飛んでくるようになると検察の化けの皮がはがれてくるのではないか。

昨日、元検事で検察の裏金問題を告発した三井環氏と鈴木宗男氏と対談した。この模様は追って動画コンテンツで提供される予定だ。この辺のオープン化も一つの鍵になってくるだろう。

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そして私が予測したとおりニコニコ動画などでは既に記者会見がコンテンツとなりつつある。このような無数の動画コンテンツが存在する時代にたった数チャネルの地デジなど時代遅れの代物といわざるを得ないだろう。

アナログ放送終了まで500日 追い込まれた地デジ

地デジにつぎ込まれた無駄なお金のお陰でどれだけユーザが不便な思いをしているか。地デジなど無用の長物であると私は言い続けてきた。池田先生の言うように地デジ用の電波帯域を無線ブロードバンドに使えば日本全国にかなりきめ細やかな双方向のブロードバンド移動網を構築できる。そして過疎地域向けには衛星も補完手段として使える。ずっと下らない実験ばかりやっているJAXAのブロードバンド衛星「きずな」や通販番組ばっかりやっているCS衛星がある。

田中角栄時代に電波利権を各都道府県にばら撒いたつけで地方局の存続のためというユーザには全く関係ないところで利便性が無視されているし貴重な電波資源が浪費されている。そのお先棒を担いでいるのが日本の家電メーカーだ。下らない雛壇芸人バラエティや通販番組とかワイドショーしかやっていない民放などニコニコ動画の大臣記者会見と重要度はどちらが高いのだ?

だから同じように簡単にチャネルを変えられるテレビを出せばよい。何度も言っているがスマートフォンのジェスチャーで簡単操作できるWiFi+3G付きテレビが欲しい。地デジメインの番組表など既に終わっている。そんなもんは半分も要らない。

そこでソフトバンクの孫社長に提言だ。池田先生のブログにあるとおり500万世帯にタダで薄型テレビを配るか、そこまで予算がないならブロードバンドルータ+WiFiスポット+スマートフォン操作ボックスを配りなさい。uStreamやYouTube、そしてニコニコ動画のコンテンツが有料基本チャネルも含め、視聴できる月額定額パックを作ればよい。3G付きデジタルフォトフレームが実現できてるんだから当然できるはずだ。

ソフトバンクには、Y!BBモデムをただ配りした栄光の歴史がある。そして今も強力なパートナーである光通信はDDIの電話が安くなるアダプターを全国に配りまくったり、PHSをただ配りして一挙に普及させた素晴らしい功績がある。インターネットデジタルテレビが普及したら、地上波は要らなくなる。そしたらその電波帯域が空くのでさらに無線ブロードバンド化が進む。素晴らしい。

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