ほんと止まらない暴走機関車だ。ある検察OBは特捜部のことを「狂犬」だといっていた。

[裁判制度]枝野大臣が検察の捜査批判、検証必要と指摘

で、遂に大臣までこの郵便不正事件の捜査の異常性に気付いたようだ。

いつものやり口だ。単なる役人の逮捕だけだとつまらないから女性初の次官候補と言われた局長を逮捕拘留。拘留された期間は私より長い。しかも東京に自宅があるのに、大阪地検特捜部の逮捕だったので大阪拘置所に拘留されていたわけだ。大学受験を控えていた娘はお母さんに毎日面会するためにわざわざ大阪の知人のところに下宿して受験に控えたそうだ。涙ぐましい話だ。

そして周りのものに逮捕・起訴をちらつかせ検察ストーリーにはめていく。逮捕・拘留前は怖いから彼女の関与を認めるが、公判になってからそれがどんどん覆されている。

私の時も同様だ。私が主犯であるかのように装いたいから、周りに社長に指示されたといわせる。あるいは「指示・了承」などという曖昧な表現を使う。「指示」など検察側の主張を100%支持したとしても1%も指示してないのだ。あとの99%以上はまさに「了承」と言う言葉を付けて「粉飾」してるんだ。しかも、宮内・中村の横領を見逃して事実上の司法取引をしている。

昨日たまたまニュースで幻冬舎の元部長が会社の金を6000万円横領して懲役4年の実刑判決が下っていたが、検察に歯向かえばつまりそれ以上の厳罰に処される可能性があったわけだ。そりゃあ「社長に言いました」っていうよねぇ。

長銀事件無罪判決、日債銀事件の高裁差し戻し、村上ファンド事件の実質無罪「執行猶予判決」、福島県知事の「金額ゼロ」の贈収賄事件の執行猶予判決など最近の検察捜査の異常性には枚挙に暇が無い。いや、確かに無罪が出ても仕方ない部分はある。しかし、今の社会は逮捕・起訴されただけで社会的に抹殺される。

私だって逮捕・起訴されただけで会社は上場廃止だ。多額の損害賠償を要求される。推定無罪は何処吹く風なんだ。

そういえば損害賠償訴訟の米川弁護団の代理人弁護士達は控訴審でも他の被告人たちに「堀江のところにも入ったが、お前らも他人事じゃないぞ、強制執行するかもよ」と恫喝のようなことを言ったらしい。確かに彼らの行為は合法的行為だ。私は一言も違法だとは言っていない。しかし単に必要ないことを、金銭的に効果も認められないのに、個人的怨念で強制執行したことに個人的に怒っているだけだ。嫌がらせをされてむかつかない人はいないだろう。それとも私は「むかつく」ということすら許されないのだろうか。

あと、面白い記事があったので紹介。

テレビがTwitterに勝てない本当の理由-山口 巌


確かに面白さはハンパない。中毒になりそうだもん。

そういえば、フジテレビの「めちゃイケ」などのプロデューサだった吉田さんの本を献本してもらってたのすっかり忘れてました。

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フジテレビ時代は色々お世話になりました。最後のロケ(めちゃイケ警察に逮捕される奴)はオンエアできなくて残念でしたが、最近独立されて活躍されているようですね。