現金を引き出すのには、ATMなどを使うしか方法がない。しかし、これには法外な手数料を払わされる。以前に、東京スター銀行などが他の都市銀行からのATM引き出し無料化(一部有料)などを行い、実際には三菱東京UFJ銀行が反発して接続をきったりという事態が発生している。

これはそもそも銀行間が全銀ネットワークという古いネットワークに接続されているが故である。いまだに文書取引なる全銀以前の各銀行間の手形交換所での差金決済が未だに残っているくらい銀行業界が古臭いからだ。振込みでも文書扱いだと1日遅くなるが手数料が安くなったりするのは手形交換所で差金決済をしているからだ。電子取引での振り込みだと全銀につなぐので原則リアルタイムだが、取引手数料も高い。

これも実は1984年だっけか、通信自由化以前の電電公社の法人部門であるその後のNTTデータ社がそのシステムを独占的に運用していたからだ。そらそうだ。他の会社は電話回線を使ったデータ通信が認められていなかったんだから。その時代に作った古いシステムをそのままデータ社が運営しているからこそ、未だに他行向けの振り込み手数料は高いのだ。

ATMの場合、ATMからお金を入出金する金融機関つまりATM設置行に手数料が支払われる。それで一躍ヒットを飛ばしたのがセブン銀行だ。あの銀行が新規参入銀行なのにもかかわらず早期黒字化したのはその辺が大きい。それで外資に売り渡された旧東京相和銀行、つまり東京スター銀行がはその手数料を原資に無料化をしても採算がとれるとしてATMをコンビニなどにも設置しだしたわけだ。

それに反発した三菱東京UFJ銀行が取引を停止したりしてる。全く顧客満足を考えない会社だ。
つまり、このATM出金手数料なるものは、旧電電公社と銀行のいわばカルテルのような状態で存在しているわけである。はっきりいってATM取引税と言ってもいい。事実上の資産課税のようなものだ。一々むかつく。

例えば一回あたり300円かかったとしたら月5回で1500円だ。引き出し額が5万円だとしたら、月3%の課税だ。複利で年計算したらいくらになる?とんでもない。

だから、電子マネーを普及させるべきだと私は考える。正直って私の引き出す金額からしてみればたいした手数料ではない。しかし一々気になる。カードが使える店は一回払いでカード会社に負担してもらう。電子マネーが使えるコンビニなどはまだいい。それ以外の店舗に税金使ってもいいからどこかの電子マネーを入れさせろ。iDやQuickPayなどのポストペイ型が便利でいい。そしたら現金要らなくなる。ていうかケータイ電話のICリーダで個人間決済もできるといい。つか、それを零細店舗では会社の契約携帯でやればいいのか。

edyギフトみたいな方式が普及するといいのになあ。そしたら現金要らないからATM取引税も払わなくてすむ。そういう未来が望ましい。

ぜんぜん話は変わるがこういうのいいね。やっぱり面白い会社だgoogleは。

Google、量子コンピューティング分野でD-Wave社と協業

昨日のエントリ関係だけど、

小沢一郎 嫌われる伝説
渡辺 乾介
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これ読んでみたい。小沢さんがもし首相で鳩山氏みたいに個人献金アンド相続税の脱税やってたら、一発でアウトだろうなあ。検察はこういう「嫌われる伝説」を持つ人を狙うんだ。俺も良くわかるよ。一部の人に好かれていればいいと思ってたけど、きちんと丁寧に説明して鳩山氏みたいに上品に振舞わないと嫌われちゃうんだろうなあ。。。。検察さえこなければどうでもいいんだけど。