私のtwitterアカウント(takapon_jp)のフォロワー数が毎日新聞のそれ(mainichijpedit)のそれを抜いた。

早いうちから、マスメディアのtwitterアカウントは一次情報に特化しているためtwitterに向かないことは理解していたが、そこはやはり毎日新聞のブランドと、公式アカウント化された時期が私のほうが若干遅かったため抜くのに時間はかかったが、やはりという感じである。

それは、twitterの情報伝達の特徴に原因がある。それは情報の手動フィルタリングがされていることだ。日々の何食ったとか、~なうみたいな、いわゆる本当のつぶやきを除いて、多くはその発信者が日々の出来事やニュースに触れて何かを思ったものを投稿している。この時点でその個人のフィルタリングがなされている。

だから、私は各分野で一流と認めている人を多くフォローしている。これからtwitterをはじめるひとは増えていくと思われるので、取捨選択しながら最終的には各分野で2-3人のフォローをしていこうと思っている。できるだけ意見の幅があったほうがいい。そのほうが幅広く情報を得ることができるからだ。逆に言うと各分野で数名の上位アカウント保有者にフォロワーが集まってしまうのではないかと思っている。

私のtwitterでの情報発信は即時性の高いものや重要度がさほど高くないものを優先的に発信し、じっくり発信したいものはブログで出している。そのうち有料メールマガジンなどもはじめようと思っている。そして私がフォローしている人の一部は既に有料メルマガの発信を始めている。これがどういう意味を持つのか。

それは、個人が一つの大きなメディアになるということを意味する。twitterのフォロワーでの話しであるが、日本の大手新聞社の一角を占める毎日新聞のフォロワー数よりも私のフォロワーのほうが多いのだ。そして、メルマガやブログなどでマネタイズが可能になる。既にアフィリエイト広告などでかなりの収益が上がるようになっている。しかも、スタッフは私一人である。経費はほとんどかからない。

もちろん、新聞社は取材などの経費やスタッフが必要なのだろうが、私はそういった部分も記者クラブ開放などを通じて独立したフリーランスがウェブも活用しながら独自に収益化していくと考えている。現状は、上杉隆氏や神保哲生氏、そしていくつかの独立系報道プロダクションやフリーランスなどなど限られた数しか収益化できていないが、いずれもっと多くの個人か数名の一次情報取材メディアが収益化していくと思われる。

それらが、twitterやRSSリーダなどを媒介として読者に選別されていくのだ。
それはもちろんロングテール構造であり、一部少数のドミナント個人メディアが巨大化する。それらの収益力は莫大なものになる。また、そのインフラを支えるのも少数のドミナントだ。twitterやgoogleがそれにあたる。収益面ではappleやamazon、楽天などもそれに加わるだろう。

その時マスメディアはどうなっているのだろうか。

この記事も参考にして欲しい。

「新聞の通信簿」(経済記事担当)を振り返る - 評論家山崎元の「王様の耳はロバの耳!」

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