カレーは粉モノビジネスの優等生だ | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」
2009-10-19 10:55:11

カレーは粉モノビジネスの優等生だ

テーマ:食べ物・飲み物
カレー戦争勃発 躍進する「ゴーゴーカレー」は「ココイチ」を超えるか

カレー屋が粉モノビジネスの優等生だといってもピンと来ない人もいるだろう。飲食店ビジネスで一番粗利益率が高いのが粉モノビジネスなのだ。小麦粉やそば粉をつかったうどん屋・そば屋・ラーメン屋などは粗利益率が高い。集客と回転が勝負だから駅前などの人通りが多いところに立地する。粉はある程度の保存が利くので普通のレストランと比べて、在庫ロスを小さくできる。ちなみに一番粗利益率が高いのが立ち食いそば屋である。

余談であるが、こういう飲食店やパン屋さんむけの小麦粉はスーパーで売られている小麦粉よりも数段品質が良いものが使われている。というか、東急ハンズなどの特殊な店を除き普通のスーパーには品質のよい粉が置かれていない。自宅でパンやうどんを作っても専門店のそれに遠く及ばないのはそのせいなのだ。最近はネットショッピングで品質の良い粉が売られるようになって状況は改善しつつあるが。業界的には大量に買ってくれる飲食店・専門店は良い顧客なので自宅で同じ品質のものが作られると商売あがったりになってしまうのでそれを防止しているのだと思う。

で、カレーである。カレーも複数のスパイス粉を混ぜ合わせたものである。だから粉モノビジネスなのだ。今日本でこの粉モノの供給はたったの二社グループが寡占している。ハウス食品とS&Bだ。香辛料の輸入をしているGABAN社も既にハウス食品グループである(味の素が親会社なのだが)

このカレー粉の原料生産の寡占構造こそ、本文記事にある大規模カレーチェーンがココイチだけになっている大きな原因なのである。私はカレーが大好きでそれこそ、一店舗だけしかない小さなカレー屋から数店舗のカレーチェーン、そして数十店舗のカレーチェーン、そしてココイチまで色々なところの人に会って話しを聞いてきた。一店舗だけなら店主が毎日仕込みをすればいいだけの話で問題がないのだが、2店舗・3店舗になると味を保つためにカレーの仕込みをするのがいきなり大変になる。セントラルキッチンを持てる規模でもないので、自宅などで寸胴鍋を複数置いて毎日仕込むのは重労働で、複数店舗を維持するのを断念する店主も数多くいるらしい。

そこから店舗を増やすには大手二社にレシピを渡してカレールウを供給してもらうしかない。実際数十店舗規模の会社はそうしているらしい。味を均一に保つにはそれこそ数百種類あるスパイスを年間を通して安定供給できないと不可能だからだ。しかし、ここからがいやらしい話なのであるが人気が出てもっと店舗を増やそうとして自社工場にセントラルキッチンを整備しようとするとどうやらこの二社から「うちの傘下に入らないとスパイスの供給をやめる」旨の打診があるのだそうだ。

拒むとスパイスを独自調達しなければならなくなる。ほとんどが海外産でありその供給を年間を通して安定させるのは至難の業であろう。だから傘下入りをするか大規模化を諦めるしかないのだという。カレーチェーンが大規模調達をしてスパイスの独自調達をするのは現実的ではないだろう。ココイチは傘下入りを選び、私にその話をしてくれた中規模カレーチェーンは断念した(ココイチの株主構成)。もし彼が話したことが本当であれば、それは独占禁止法違反的行為であり、公正取引委員会は調査をしなければならない。

この記事に出ている今売り出し中のカレーチェーン、ゴーゴーカレーの株主状況をチェックしてハウスなりS&Bの傘下入りしていたら、このカレーチェーンは大きく伸びて1000店舗規模になりココイチと競合するだろうし、そうでなければ潰されるに違いない。ココイチの真のライバルになれるかどうかは、資本政策にかかわってくるのだ。

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