一昨日はF1ナイトレースを見てきた。
私はセナやプロストの時代に一番F1を見に行っていたので、世代交代が進みすぎてチーム事情とかドライバー事情に疎く、レース終了くらいまでにやっと力関係が分かってきた感じ。
だって、中嶋悟の息子が走ってたりケケ・ロズベルグの息子が走ってんだよ。。そら、俺も年をとるわな~。

ナイトレースを都心の真ん中で出来る国はシンガポールくらいのものだろう。日本でもお台場やみなとみらいでやれればいいね、なんて声を聞いたことがあるが周辺住民の騒音への苦情など色々クリアしないといけない問題が山積でまず無理だろう。しかしシンガポールは一党独裁の「明るい北朝鮮」みたいなもんだから、市街地コースを作ってナイトレースをいとも簡単に実現してしまうのだ。

シンガポールは、エリート達が政府系企業を引っ張り世界中から成功者が移住してくる、豊かな国である。しかしながら、タクシー運転手やハウスメイドの給料は非常に安い。日本人駐在員は大抵ハウスメイドを安く雇っているし、彼らはフィリピン等から出稼ぎに来ている。日曜日などの休日は公園で家族達・仲間達でピクニックなどで集まっていることが多い。

日本に比べれば超格差社会である。しかし格差の下層部に居る人たちが豊かな暮らしを出来ていないわけではない。生活する上で大事な食。シンガポールには沢山のホーカーズと呼ばれる屋台コンプレックスが存在し、格安で食事を楽しめる仕組みになっている。もちろん都心部には東京並みの高級レストランも存在し、ブランドショップが林立している。たったあれだけの面積に格差社会が詰め込まれている。

もちろん、一党独裁が故の情報操作もあるのだろうが、少なくとも日本のように格差社会が問題である旨の報道がなされることはないし、人々の顔が沈んでいたりということも無い。1億を超える人口で総中流社会を実現すること自体が私は無理があると思う。大事なのは収入の多寡ではなく人生を楽しく生きれるかどうかなのだと思うのだが、どうなんだろうか?

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なんだか、懐かしいなあ。。。