一昨日の上杉隆さんとのトークライブはおかげさまで満員大盛況でした。上杉さんもノリノリで、なぜかお得意の政治家のモノマネだけでなく、ムーンウォークまで披露してくれました。んで、その中で一番面白い話だと思ったのが世襲政治家のエピソード。

鳩山邦夫氏の子供の名前が太郎と華子と二郎でさらに太郎氏の息子の名前が一郎っていうのは、分かりやすい。政治家って分かりやすい名前を付けたほうが投票用紙に名前を書くのが楽だからね。だから麻生さんも太郎。で、さらに面白いのは歌舞伎役者みたいに同じ名前で立候補している人も存在するってこと。

中村喜四郎氏は二代目なのだそうだ。それなら、麻生太郎も2代目吉田茂を襲名すればよかったのに。つまり世襲政治家は親の名前やお祖父さんの名前を襲名すればよい。例えば小泉進次郎は二代目小泉純一郎になるとかまあ先代で大物だった人の名前を名乗れば、これは実は効果絶大なのではないだろうか?

なーんて考えてたら、あ、これは別に血縁関係でなくても可能なんじゃないかと思い始めた。つまり、赤の他人が養子になって襲名するのもありなんじゃないかと。例えば鈴木宗男氏が立候補するときに、二代目中川一郎を襲名するとかさ。そうすると従順な選挙民は代々その地域の殿様の名前を書き続ければよいのだから、簡単なものである。そうすれば世襲批判とかもされなくて済むぞ。

さらに、思考を巡らせると対立している候補の名前を襲名したらどうなるんだろうか?
立候補するときに通称を使うことが認められているわけだから。
小沢一郎の選挙区で、小沢一郎を襲名して立候補する候補者とかいないなかなー。300万円どぶに捨ててもいいって人。いや、いそうだなあ。
でも実際、その場合投票用紙に「小沢一郎」って書いた場合その処理はどうするんだろう。(民主党)とか、(無所属)とか書くのかね?
誰か実験してほしいな。

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上杉 隆
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食料自給率100%の世界 - Chikirinの日記

面白かったです。でも、これが官僚の描く理想の世界なんじゃないかなーって思ったりもします。俺達が国民のリーダーなんだと本気で思っているし、チームのみんなを正しい方向に向かわせるんだって正義感に燃えているはずです。官僚たちの夏を見れば分かります。私みたいなチームの和を乱すやつには鉄拳制裁を加えて性根を叩きなおしてやろうって思っているし、それが愛のムチだと本気で思っています。それで、従順になれば徹底的に可愛がってくれますし、奢ってくれます。まるで体育会系の先輩・後輩の関係のようです。

自給率についての蛇足ですが、田畑は耕作しないとすぐに荒れてしまいます。農家が伝統的に長子相続で農地を受け継いできた理由です。そのために誰でも子供が作れるように結婚制度が生まれました。確かに米の生産を元に戻すのは大変でしょうが、戻せないわけではありません。その間の米不足は備蓄米を使ったり輸入を頑張ってお願いするか、米を我慢すればよいでしょう。たとえばサツマイモは農地でもないところですぐに作れますよ。簡単だし。