食料自給率について気になりすぎて書く。 | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」
2009-08-18 01:12:21

食料自給率について気になりすぎて書く。

テーマ:政治・経済
日本の食料自給率が低いことについて、上げるべきだという意見を聞くことが多い。
本当に上げるべきだと、きちんと考えて言っているのか疑問である。
なので、みなさんの意見を聞きたいと思って、たたき台を書いてみる。
もう、とにかく食料自給率上げるべき論を聞くたびに気になってしょうがないのだ。

自給率を上げるべき、という意見には

1.食料安全保障上の問題
2.食の安全という問題
3.国内の農業従事者保護の問題
4.自国の食べ物は自国で生産すべきという感情論

という風にある程度分類ができると思う。

まず1についてだが、
実際の所、日本が今後世界からつまはじきにされるような戦争を起こすことがあるのだろうか?と考える。太平洋戦争のようなことをやらかしたらそうなるかもしれないが、そんなことをしたら当然他の産業も壊滅状態だ。まるで現代の北朝鮮のような状況だ。この可能性は限りなくゼロに近いと思われる。

もうひとつは食料の輸入相手先が値段を吊り上げてくることだが、原油やレアメタルといった希少資源でなく、基本的にどんな国でも作れるものだから、どこかが値段を上げても他の国から輸入すればいいと考えられる。日本以外の主要食料生産国がカルテルを結んで値段を上げるという可能性がゼロとまでは言わないが、まあありえない話だろう。

食料の生産に必要な肥料などの原料を生産するために原油などが必要だったりして、その価格が上がれば当然食物の値段も上がるのだが、それは食料輸出国だって同じことだ。

2についてだが、
これは自給率を上げなくても消費者が既に選べる。トレーサビリティのしっかりしている食料品を選んで購入すればいいのだ。国産食料品のほうが安全度は確かに高い。しかし値段も高い。だけどそれはエンゲル係数を上げればいいことだ。安全度のことを気にしなければ外国産でも国産でも好きに選べばよい。

自給率を政策として上げてしまうと、畜産品の動物が食べる飼料が輸入できなくなり(ほとんどを現状、輸入に頼っている)、穀物だけでなく国産の畜産品の値段も高騰してしまうはずだ。
しかも安い食物を消費者が選んで購入できなくなる。補助金を出してまで高い食料品を安くできるほどの財源があるとは思えない。

3について、
今は、例えば米という主要作物は保護下にあり輸入は制限されている。私は日本人の食は多様化していて既に朝食は必ずご飯という人はかなり少なくなっていると思われるので敢えて保護する必要はないと思う。高くても美味しい米を食べたい人はそのまま購入し続けると思うし、安くてもいいと思う人は外国産の米を購入することだろう。
新鮮な野菜や果物などは、輸入すると確実に鮮度は落ちる。だから国内農業にとってみればここは外国産が来ようが十分闘っていけるだけの戦闘力があると思う。
農産物輸出国とのFTAを結ぶ上では、この問題は大きな鍵を握ってくるだろう。

4について。
感情論ばかりはどうしようもない。
しかし、外国産の安価な食材が都会には溢れ帰り、ファーストフードや居酒屋のバックヤードには大量の食べ残しやロス分が積み上げられている。賞味期限切れ食品に対する、過度な行政指導と世論による、廃棄。そして国産品をありがたがる風潮から来る食品の産地偽装など、この種のちゃんとした分析をせずに、感情論だけで食料自給率を上げるなんて話が出てくるのとこれらの問題はリンクしているのではないだろうか。

というわけで、私は別に食料自給率は今のままで構わないと思っている。
あとは消費者の判断である。私はお金を多少かけてでも安全で美味しい食材を食べたいと思っているが、たまには安くて美味しいファーストフードなどのジャンキーな食品も食べたい。選べることが大事だと思うのだ。

食料自給率を政府が努力して上げるということはどういうことか?
農家に補助金をバラまくことくらいしか出来ないのではないか?
その財源は我々の税金だ。

1-4の食料自給率上昇派の論点を一度整理してみると良い。

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