弁護士法人ITJ法律事務所 カバライオン™

移動中の車の中で何気なくみていたワンセグ放送。なんだか、弁護士事務所がTV-CMを放送している。消費者金融のグレーゾーン金利が違法とされ、大量の過払いが社会問題化した。消費者金融会社は多額の支払いを迫られ多数の業者が廃業している。

その反対側で儲けまくっているのがこのような弁護士法人である。テンプレート化した簡単な申請で出来る過払い取り戻しを高額な報酬をもらってやるわけだ。だが、公共交通機関に張られている看板も、雑誌や新聞、ネットの広告も、TV-CMまでこういった弁護士法人のCMがガンガン流れる世の中というのはどうなんだろうか?と思うのだ。

弁護士というのは特殊な資格である。私達の生活は法律にがんじがらめに縛られている。しかも法律は相当に複雑である。その法律を扱う唯一の資格が弁護士資格なのだ(司法書士とか行政書士とか補助的に関与が認められている資格もありますが)。そういう意味で、弁護士が商売人化するのはどうなのかなーと思ってしまうのだ。

あ、ちなみにこの法律事務所、私やLDHを訴えている集団訴訟の一つの代理人をやっている事務所です。負けても勝っても彼らには高額の報酬が支払われます。消費者の見方を騙り集団訴訟を煽って、金儲けをしている弁護士集団という構図で見られても、仕方ない気がしますね。なにも、ここまでやらなくてもねー。

あ、あと今テレビで「官僚たちの夏」をやっていた。
これもチラ見したけど、微妙なドラマだなー。日本初のTV放送前夜にTVを新規開発しようとしていた会社に無理やり電子計算機の開発をさせるというのも傲慢な感じだなー。こんな時代に生きなくてよかったなあ。

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