ベルーナ:過去に低料第三種郵便制度の不正利用が判明。1370万通。

はい。フジテレビ(フジメディアホールディングス)に買収されたセシールに続いて通販大手のベルーナもですか。というか、とある通販会社幹部から聞いた話によれば、これはどうやら業界全体の問題のようですな。

そもそも通販会社というのはカタログ送付コストをどれだけ減らせるかに血道を上げている構造にあるわけで、こういう悪く言えば制度の裏をかく(法律の盲点を突くともいう)、よく言えば頭を使ってコストを削減することを日々考えているのだと思うのですよね。

だから、例えばとある有名通販会社はカタログを雑誌と言い張り、低廉料金の第三種郵便物として発送することでコストを減らしたりしているわけです。まあ、元々はカタログなんだけど漫画やコラムが沢山載っていて、雑誌として楽しめないわけではないですけどね。この辺まではセーフなのかな。

でも、障害者団体を悪用してみたいな話はアウトになるんかな。誰か内部者で不遇な扱いを受けたものが、しつこく当局に垂れ込んだのかもしれませんな。なにせ特捜部は、「特殊直告」班があり、国民の通報(垂れ込みともいう)を真摯に受け取り捜査をする義務がありますので。ま、多くはスルーされるようですが。たまたま、注目した検事がいたんでしょうかね。

でも、ベルーナは「みんながやってるし、違法だと思うわけ無いじゃーん」的なコメントを出していますよね。当局的には「赤信号をみんなで渡っている」と思っているんですが、さしずめ通販業界の人たちは「いや、これは赤信号ではない。黄色の点滅になったばかりだ」とか、「信号はないんだ」とか思っている感じなんでしょうな。というか、「みんなやっているからOK」というのは、ついこないだまではある意味真理だったのですけど、最近は当局も世知辛いというか不況なのか?わかりませんが、「みんながやっていても」NGにしがちですね。

捕まってしまったベスト電器の人たちは、運が悪かったですねぇーって世間的には済ませるし、当局的にもそうなりそうですが、はっきりいって運が悪いどころではすまないですな。相当対応に差がありますね。「違法だとは思わなかった」で起訴されずに済むのなら、おれも起訴されないで済むんだけどなあ。なんて、恨み言は当然ですが、通用しません。世知辛いです。

さてさて、ニュースですが。

「ブログ市長」竹原氏が再選@阿久根市

こんな感じで、みんな市長とか知事とかに立候補して既得権益にあぐらをかいて、何もしていない輩をどんどん排除していってほしいなあ。有名人とかタレント、芸人は知事に立候補したら、当選するって、古くは横山ノックさん、最近では東国原知事、橋下知事、森田知事が教えてくれたんだから、全国の知事を全部タレント知事に変えたら面白いのに(笑)。ガンガンやってほしいね。

もひとつ!

「群れない社会主義者」森永卓郎先輩のこと

ひさびさに山崎元さんのブログでヒットです。なぜ彼がモリタクのことを書きたくなったのかわかりませんが、これほど面白いモリタク論ははじめてみました。いやあ、おもしろいなあ。

ブラよろの新刊が出てました↓



やっぱ、面白い。