今年の東大の五月祭のテーマは、「AcademicPandemic」になったそうなんだけど、それを批判している人とかいるみたい。「国民が苦しんでいるのに、東大生はそれを洒落にするのか」とか。まあ、そんな考えの人もいるのかもしれないけど。もう、どうにかしてるね。ヒステリックな反応すぎ。もっと、楽観的というか、こう前向きというか、そういう風に生きられないのかねぇ。

昨日、所用で空港に行ったのだけど、マスクの着用率の異常なすごさ。

◎「屋外でのマスク着用は不要」=他人への感染防止が目的-厚労省

とまで、いわれてるのに。たしかにそうだよな。マスクするくらいなら、うがい、手洗いの励行のほうが感染予防には役に立つと思われ。あれは他人に飛沫感染をしにくくするためにするもんだよね。よっぽど手とかの接触感染のほうが危ないよ。もうね、考えすぎなんだと思うんだよね。

この異常なまでの日本人の保守性は、教育やマスメディアでの情報流布によって形作られたものだと思われ。それが多数派の意見を占め、それに異議を唱えるものは、一部の保守原理主義で攻撃性の高い人たちにより徹底的に批判され、抹殺されていく。みたいな感じがしました。

アゴラ・シンポジウムの論点(2) どうすれば起業が増えるのか - 池田信夫

論理が飛躍しすぎているといわれるかもしれないけど、日本では異常に起業する人が少ないというのは、同じ理由のような気がしますね。安定している職だからと公務員や大企業が就職ランキングで上位にきたりとか。他人と違うことをすることに対して、義務教育はものすごく否定します。他人との協調性がないとか言われて。

私はもう学生ではないし、世の中に私の意見に賛同してくれる人は決して少なくは無いことを知っていますから、こうやってマスクのことだって堂々と発言できますけど、同じことを小学校のクラスで同級生に言ったらどうなるでしょうか?

多くのケースで、袋叩きに遭い、もしかするとそれから長く続くイジメのきっかけになってしまうかもしれません。もちろん理解者を得るケースもあるでしょうけど。私の経験上、袋叩きに遭うと思われます。ま、私は袋叩きにあっても、自分の意見を言い続けましたけど。社会全体も同じ雰囲気と思われます。教育から変えていかないとね。



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