といっても、私が持ってくわけではないが。

で、夕方くらいに東京地裁の司法記者クラブで会見します。このブログでも上告趣意書の要約みたいなもんをアップしようと思ってます。ま、私も専門家じゃないので、このブログできちんと説明できなかったこととかも、弁護士さんに立派に作ってもらいました。今日は弁護団の打上げだったんですけど、なんかチームの一人の弁護士の人が、公安事件で15年も拘留された人の話をしてたりして、いやーそれでも地裁で無罪になったんですから、すごいですよねぇ。なんて話をしてて。そんな悲惨な話に比べれば、私なんかはずいぶんましなわけで。

も一つ、地検特捜部関係で。昨日話してたことだけど、検察庁ってのは罰金刑やら起訴便宜主義やらで準司法機能を持つわけですが、実は特捜部なんかは、「新しい判例を作る気持ちで摘発するのである」から、いわば準立法機能も持っているのではないかと。実際にライブドア事件の摘発で金融商品取引法(旧証券取引法)の罰則の上限は5年から10年に引き上げられたわけです。併科すれば15年までいけるんです。すごいよねぇ。三権分立の立法・司法・行政のすべてを兼ね備えた、王様だな。まるで。

そもそも、検察庁ってのは、もともと戦前は大審院(今の最高裁判所)の検事局だったわけで、そういう意味で言えば判検交流も、刑事裁判の99.9%の有罪率もすべてそこからきているのではないかと。いや、遠山の金さんのお白洲の時代からかわってないのではないか。そもそも日本の江戸時代以前には弁護士なんかないわけ。だから、刑事事件の被告(特に殺人犯とか)を弁護する弁護士が非難されたりするわけ。西洋の人権を勝ち取ってきた民衆と違い、日本の明治維新は民衆の革命じゃないから。

そもそもお上が、江戸幕府から地方の下級官僚出身者に変わっただけだから。だから、弁護士を雇う権利だって自分達で勝ち取った権利だって思ってないんだよね。だから大事にしないの。陪審制だって権力に人を裁く権利を預けていたら何されるかわからないから、自分達で裁こうって発想から来ているわけだから。王様の横暴にまかせてたらやばいと。

なんて話を弁護士さんたちから聞いていました。たとえばアメリカでは検事も裁判官も弁護士もみんなlawyerなわけ。検事などは選挙で選ばれるのだそうだ。司法修習制度は戦後GHQの指示でつくられたらしいが、あの制度のときだけ、日本でも検事も裁判官も弁護士もみんな同じ屋根の下で研修するわけだ。だけど、その後は一部の例外を除きずっと3者は別のキャリアになってしまうんですね。どっちがフェアかといえば一目瞭然でしょう。

ロッキード事件で特捜部が「正義の味方」になって以降、検察の人気取りはやっぱり特捜部なんだそうな。ま、これはメディアをうまく使った成果なんだろうね。

あ、難しい話ばっかりに、なってしまいましたね。
ふと、昨日子供のころの話になって、「まくわうり」の話が出ました。わー懐かしい!という感じで。そいや、10年以上食べてないなあ。いまやマスクメロンが安く出回っているから、わざわざ「まくわうり」なんぞ、食べないんだろうな。でも、あの控えめな甘さとなんとなく瓜っぽい味がなんとも言えず美味しかったんですよねぇ。なんだか食べたくなって、楽天とか探してたら、種とか苗しか売ってなかった。そか、旬は7月くらいだもんね。わざわざハウス栽培で季節はずれのものを作るだけのニーズはないわなあ。。。



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