そもそも100分割で株価が急騰していた現象は、発行済み株式総数の1/100の旧株におけるものです。分割権利落ち日に株価は1/100に下がるのですが、99/100の新株が発行されるまでに2-3ヶ月かかっており（印刷に時間がかかるとかよくわからない理由で。これは1年後くらいに制度改正され、すぐに売買できるようになりました）、ムード的な問題なのかよくわかりませんが、ともかく急騰したのは事実です。
ただ、実態は新株のほうが99%を占めているわけですから、実勢価格は新株の発行日決済市場の株価と旧株の加重平均を取るべきだと思います。そうすると、あまり上昇はしていないと思います。
しかも旧株の高騰にあわせて貸し株で株を売ったなどと、事実と異なる中傷をされるのは、やはりライブドア事件後の嘘報道のせいですね。
Ｑ 株式分割はもうかる？ - yomiuri online
実際には（旧株の）株価高騰局面でファンドは株式を売却していないのだから、100分割での株価高騰を狙ったところで、何のメリットもないことになります。このような、嘘記事がなぜ出たかといえば、おそらくですが、「関係者」と称する捜査関係者が100分割時にファンド所有の株を売ったのではないか、と疑念を持っていて、それをマスコミにリークしたためと思います。
彼らがなぜ、その疑念を持ったのかも実は良く分かります。それは100分割時にフェイルという決済不能状態に陥った証券会社が2社ありました。ライブドア株の100分割を知らなかったのか、高騰時に大量の売り注文を入れてしまったため株券を引き渡せなくなり大トラブルになりました。その際株式を貸せるのは事実上私だけだったため、東証からも要請があり貸し株を実行したわけです。ですから、堀江名義の株式が大量に市場に出回っていると勘違いし、ファンドの株をこの高騰局面で売ったと誤解したのではないかと思います。
また、株式分割における旧株の高騰があまりにもインパクトが強かったのか、控訴審でも分割で時価総額を膨らましたという誤解が解けていないようです。いくら説明してもなかなか分かってくれません。どうしたらいいんでしょうかね？
株価チャートへのリンク
100分割発表前の2003.10の時点で300円程度の株価は、結局ニッポン放送買収騒動時の平均価格とほぼ同じです。実は株価はほとんどあがっておらず、前も説明しましたが、株式交換による新株発行と1000億を超える増資による時価総額の上昇なのです。分割は流動性をあげる効果があるので、株式交換や増資がしやすくなるという長所がありますが、いわゆる裁判所などが考える株価上昇というのは、100分割の旧株の吊り上りのことをさしているのではないでしょうか。これは全く事実と異なるのです。
そもそも100分割をしたのは、私の理由としては流動性の向上と株式の大衆化、それによって自社に興味をもってもらい、あわよくば消費もしてもらう、株式を数百円でも購入することにより、経済の動きに敏感になり、経済教育にもってこい。というようなものでした。10分割を2回、あるいはもっと細かに分割をしていれば、変に話題にはならなかったのでしょうが、当時私もライブドアもスピード重視で焦っていたということもあり100分割で一気にやってしまおうということになったのですね。
なんせ、新株来るまで株式交換での買収ができなくなりますからね。
新聞の社会部が、株価高騰が狙いだったというのは、全く理解に苦しみます。旧株を高騰させても、まったくメリットがないので、狙う意味がないのです。まあ、有名になるという意味では多少の意味はあったのかもしれませんが。
しかも起訴容疑になっている部分は2004年のものであり、当時ライブドアは東証マザーズに上場していた一ベンチャー企業に過ぎず、経団連にも加入していません。そもそも経団連は多くの企業に門戸が開かれており、事実上どんな会社でも会費さえ納めれば入会できたと思いますよ。だって上場したころから、毎年のように勧誘の手紙が届いていたもん。
あと、田中慎一氏は逮捕されたあと、起訴猶予処分になったそうです。つまり起訴されていません。著書では威勢よく「会計士資格を返上する」と書いていましたが、逮捕時点では「会計士」と報道されていました。まあ、報道がいい加減だったのかもしれませんけどね。どこかでのうのうと会計士を続けているのかもしれませんね。
この辺のことは「徹底抗戦」にはあまり書いていませんが、それ以外の面白いエピソードは満載です↓
結構中古も出回っているようです。
今後の予定ですが、今週金曜日4/17にDMMのライブチャットやります。基本的にライブチャットってエロ系なものなんですが、こういう真面目系でやるのは事実上初めての試みだと思います。数分だけ聞きたいこと聞いて出て行くってのも、アリだと思いますので、ちょっと立ち寄ってみてください。
4/16はTBSラジオ「アクセス」に生出演します。22：00～です。
4/18はTBSラジオ「週間デジタリアン」に出演します。24:30～です。番組告知。
こんなサイトを発見しました↓
漫画を「大人買い」するなら全巻コミック.com
ただ、実態は新株のほうが99%を占めているわけですから、実勢価格は新株の発行日決済市場の株価と旧株の加重平均を取るべきだと思います。そうすると、あまり上昇はしていないと思います。
しかも旧株の高騰にあわせて貸し株で株を売ったなどと、事実と異なる中傷をされるのは、やはりライブドア事件後の嘘報道のせいですね。
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実際には（旧株の）株価高騰局面でファンドは株式を売却していないのだから、100分割での株価高騰を狙ったところで、何のメリットもないことになります。このような、嘘記事がなぜ出たかといえば、おそらくですが、「関係者」と称する捜査関係者が100分割時にファンド所有の株を売ったのではないか、と疑念を持っていて、それをマスコミにリークしたためと思います。
彼らがなぜ、その疑念を持ったのかも実は良く分かります。それは100分割時にフェイルという決済不能状態に陥った証券会社が2社ありました。ライブドア株の100分割を知らなかったのか、高騰時に大量の売り注文を入れてしまったため株券を引き渡せなくなり大トラブルになりました。その際株式を貸せるのは事実上私だけだったため、東証からも要請があり貸し株を実行したわけです。ですから、堀江名義の株式が大量に市場に出回っていると勘違いし、ファンドの株をこの高騰局面で売ったと誤解したのではないかと思います。
また、株式分割における旧株の高騰があまりにもインパクトが強かったのか、控訴審でも分割で時価総額を膨らましたという誤解が解けていないようです。いくら説明してもなかなか分かってくれません。どうしたらいいんでしょうかね？
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100分割発表前の2003.10の時点で300円程度の株価は、結局ニッポン放送買収騒動時の平均価格とほぼ同じです。実は株価はほとんどあがっておらず、前も説明しましたが、株式交換による新株発行と1000億を超える増資による時価総額の上昇なのです。分割は流動性をあげる効果があるので、株式交換や増資がしやすくなるという長所がありますが、いわゆる裁判所などが考える株価上昇というのは、100分割の旧株の吊り上りのことをさしているのではないでしょうか。これは全く事実と異なるのです。
そもそも100分割をしたのは、私の理由としては流動性の向上と株式の大衆化、それによって自社に興味をもってもらい、あわよくば消費もしてもらう、株式を数百円でも購入することにより、経済の動きに敏感になり、経済教育にもってこい。というようなものでした。10分割を2回、あるいはもっと細かに分割をしていれば、変に話題にはならなかったのでしょうが、当時私もライブドアもスピード重視で焦っていたということもあり100分割で一気にやってしまおうということになったのですね。
なんせ、新株来るまで株式交換での買収ができなくなりますからね。
新聞の社会部が、株価高騰が狙いだったというのは、全く理解に苦しみます。旧株を高騰させても、まったくメリットがないので、狙う意味がないのです。まあ、有名になるという意味では多少の意味はあったのかもしれませんが。
しかも起訴容疑になっている部分は2004年のものであり、当時ライブドアは東証マザーズに上場していた一ベンチャー企業に過ぎず、経団連にも加入していません。そもそも経団連は多くの企業に門戸が開かれており、事実上どんな会社でも会費さえ納めれば入会できたと思いますよ。だって上場したころから、毎年のように勧誘の手紙が届いていたもん。
あと、田中慎一氏は逮捕されたあと、起訴猶予処分になったそうです。つまり起訴されていません。著書では威勢よく「会計士資格を返上する」と書いていましたが、逮捕時点では「会計士」と報道されていました。まあ、報道がいい加減だったのかもしれませんけどね。どこかでのうのうと会計士を続けているのかもしれませんね。
この辺のことは「徹底抗戦」にはあまり書いていませんが、それ以外の面白いエピソードは満載です↓
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今後の予定ですが、今週金曜日4/17にDMMのライブチャットやります。基本的にライブチャットってエロ系なものなんですが、こういう真面目系でやるのは事実上初めての試みだと思います。数分だけ聞きたいこと聞いて出て行くってのも、アリだと思いますので、ちょっと立ち寄ってみてください。
4/16はTBSラジオ「アクセス」に生出演します。22：00～です。
4/18はTBSラジオ「週間デジタリアン」に出演します。24:30～です。番組告知。
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