ライブドア事件で思ったことだけど。

検察官の気持ちもわからんでもないのよ。彼らは彼らなりの正義で時間当たりで人一人が稼げるお金の額に上限がないといけないと思っているんですよね。そういう風に法律を変えたいんだけど、まあそんなことしたら経済がひっくり返るから法律は改正できない。だから実力行使しかないとおもっているんでしょう。だけど、それは罪刑法定主義の原則を揺るがすもの。立法は立法府で国民の選んだ議員が行わなければならない。これは三権分立の原則。検察官が、実質的下部機関である刑事裁判所を利用して法律と同等の「判例」を作らせたり、マスコミを操作して世論を動かし、立法府に圧力をかけるというやり方は間違っていると思う。

ただ、私も同じく株式市場の仕組みに不満を持った。なぜか株式分割をすると新株が来るまで二ヶ月かかったり、いつまでたっても株券は電子化されなかったり。変な買収防衛策なるものが出てきたり。そのような不条理に私たちは実力行使をした。その結果、新株は早くくるようになったし、行き過ぎた買収防衛策は非難を浴びることになった。ただ、私達は検察のように、権力を傘にして実力行使を行ったわけでなく、私達の力だけで行ったのだ。権力の濫用は社会を萎縮させる。なんたって、拘置所に監禁できるわけだから。それはやっぱりすごい権力なんですよ。こればっかりは体験したものでないと、わからないと思う。だから私はその怖さを伝える義務があると思う。

さて、話はかわって。北朝鮮「飛翔体」ネタ。

ミサイル:北朝鮮だけロケット発射が許されない理由

テポドンは誰のために飛ぶのか

いつまでたっても、ロケットは戦争の道具と表裏一体のままというのは非常に残念なことである。というのが私の思いだ。今やジェット航空機が戦争の道具である戦闘機などと表裏一体である、などとは言わないだろう。北朝鮮だって普通にロケット開発が出来る時代になってほしいだけなのである。だから、国民は北朝鮮の「飛翔体」の実態を正確に理解し、日本政府が必要以上に軍事費を増やすことを監視しないといけないと思うのだ。ミサイル防衛など何の意味ももたない。弾道ミサイルは外交交渉を有利に進めるためのカードの一つであり、外貨獲得の手段にすぎないだろう。実際に撃てるものでもない。撃ったものを迎撃したところで、着弾する可能性をほんの少し減らすだけに過ぎない。そんなものに大金を費やすのは無駄以外の何者でもない。

追記:コストパフォーマンスの観点から私は発言しているのではない。そんなことに使う金があるなら、福祉なり国民生活の向上に使うべき、あるいは税金を減らせということだ。というよりむしろ、その金で、北朝鮮を豊か過ぎる国にしてしまえばよい。そしたら彼らが、外部に悪態をつくこともなくなるだろう。「飛翔体」が仮に東京の頭上を通ろうが、無視するのが最適だよ。もし東京に落ちるような事態があれば、それこそ北朝鮮は崩壊するだろうしね(私が住んでいるところが「飛翔体」のルートでないから、迎撃など無駄だと発言していると誤解されている人がいるようなので)。

民間の宇宙ロケット開発企業が軍需産業とは関係のないところで飛ばせるような時代が来るとよいと私は切望している。

あと、いつもの鳩山「ぽっぽ」大臣ネタです。

暴走を続ける鳩山邦夫氏

私の事件の時も経済に明るくない「社会部記者」に相当煽られていましたが、鳩山氏の提灯記事?を書くのも社会部記者ですね。実は、逮捕のちょっと前に某新聞社でオフレコ講演をしたのですが、この経済に明るくない、実態を知っている私は「社会部の記者のみなさま、お手柔らかにお願いします」と言ったものである。そうしないと、こういう大臣の暴走に惑わされてしまいますからね。

なーんて、ことを書いていたら、おもわず「やきそば弁当」のお湯をそのまま流しに捨ててしまったではないか。スープが・・・・ショック!

YouTubeに外国人特派員協会での「徹底抗戦」会見の模様を追加アップしました。

最近読んだ漫画↓おもわず、食べたくなります。。。