ネット選挙の弊害についてのコメントに対するコメントから最初に。寝たきりの人はどーするんだとか、家族が代理で勝手にやっちゃうんじゃないかとか。もちろん従来の方式との併用です。投票所でも、どこかの地方自治体で導入されていたように、タッチパネルかなにかで、ネットにつなげてやれば、集計は楽ですよね。

んで、現状例えば老人ホームとかの場合は結局介護士が事実上紙に書いてあげてそれが投票されます。意思表示も満足にできない人はどうなると思いますか?私は現場をみたわけではないのですが、その老人ホームで演説をした政治家に投票されることが多いらしいです。つまりそれは利権です。高齢者率が高い地域ほど、その利権構造は強固です。投票日は朝から集会所にあつまって投票に行く団体もあったりします。集落で一緒にマイクロバスをチャーターしてもらって投票所に行く場合もあるそうです。

都会に住んでいるとなかなかイメージ沸きづらいですが。私が考えた限り従来方式との併用でネット選挙の弊害というのは考えにくいです。投票率が上がって困る高齢者中心の支持母体の政治家が喧伝しているとしか思えない。

さて、今日はいくつか面白い記事があったので、紹介します。例の落合弁護士のブログから。最近はニュースサイトみるよりも、各界の人が書くブログをRSSリーダーでチェックしたほうが、注目すべきネタにたどり着くことが多いです。

[話題]米最高裁長官、大統領就任宣誓の語順間違える

彼が指摘しているとおり、最高裁には保守とリベラルの対立軸というのは存在する。日本の最高裁も同様である。アメリカは良く最高裁が注目されているが、日本はあまり注目されていない故、総選挙の際に同時に行われる最高裁判事の国民審査なんてだれも注目していない。でも実はこれ、大事なところ。

先日タイの憲法裁判所が与党の解党命令を出したりしていたが、これも結局憲法裁判所が守旧派で占められていたからに他ならない。日本の最高裁は、民間人・大学教授・官僚・民事裁判官・弁護士・刑事裁判官・検事からバランスよく指名されることになっているわけだが、出身母体だけで保守かリベラルか、中道かなんて分からないことも多い。最高裁の新しい判断が出る際には、各判事が賛成したか反対したかなどが公表されるので、そこで判断すると良いだろう。これは大事なことだ。自分達の生活にダイレクトに直結することでもある。最高裁判例というものは、法律と同じような効能を持っているから。

やっぱり、刑事裁判官や検事出身の判事が出す判断なんかは、私からしたら超超保守だなーと、あきれてしまうような判断が多いんですよね。

で、全然話は変わりますが、例の和解の件は、私は当事者になりそうなのでブログで安易なコメントは出来ません。訴訟で揚げ足を取られても困るしね。時が経って揚げ足を取られる心配が無くなったらコメントします。

あと、取材依頼などはメッセージで送っていただいていますが、個人的な相談のようなものも大量に頂いています。が、正直言って全部返答することは不可能です。そういう依頼は私の独断と偏見で返信したいものはするし、したくないものは放置ということになりますので、予めご了承ください(なんか、無視かよーとかスルーかよーみたいなメッセージも沢山頂きましたから)。同じような質問とか相談とかがあったら、たまーに気が向いた時にブログで取り上げるかもしれません。

もし、どうしても、相談したい事がありましたら、ご期待に沿えるかどうかはわかりませんが、リクエスチョンで有料で承っております。

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長嶺 超輝
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