こないだ、結婚できない男のDVD紹介した時に、できちゃった結婚の話を書いたら、ちょい反響があったので、掘り下げてみよう。

なんで、そんな話を書こうと思ったかというと、先日ブログで紹介した漫画「鈴木先生」の6巻で、センセーショナルに取り上げられてたりして、6巻全部できちゃった結婚で鈴木先生がつるし上げられる、みたいな話になっていたからだ。すげえな、と。私自身はそんなに、過敏に反応したり人生とは・・・みたいな感じで考えるほうでもないのだが・・・・

できちゃったので仕方なく結婚したら、子供が可哀想だとか、そういう意見もありましたが、別に仕方なく結婚したわけでもなく、好きだからセックスして子供ができたんだけど、生で中出ししたらそらあ、できるわなあ。と。でも、実際生で中出し我慢できないシチュエーションもあるのかなあ。と。あるいはコンドーム破けちゃうとか、穴開けられてるとか。

ま、それで子供ができたら結婚したほうがいいと勧められ、まあ、そういうもんなのかな、と思いつつ結婚しましたが、自分の場合は結婚生活になじめないというか、社長業で毎日朝から晩まで働いてみたいなのが、使命だと思っていたしそれが優先されるべきものという考えでしたから、当然のように家庭生活中心の考えとは合わず、離婚となってしまいました。まあ、他にも色々あったけど一番の理由はそれかな。別れてからはずっと養育費を毎月送金しております。

人によっては社長でも会社を辞めて子育て中心にしたり、毎日わが子の成長を見るのは驚きで飽きなくて楽しいという考えもあるのも理解しています。私も土日はしっかり休んで子育てやってました。土日だけですけど、お風呂に入れたりウンチオムツ替えたりとかね。下痢便のときなんか漏れて大変なんですよね。特に車で出かけたりしてたときは、車中に臭いが充満してそらあもう戦場のようですわ。

私の場合は、ウンチオムツは苦手だね。わが子のウンチだからくさくないとか言う人いますけど、正直信じられません。で、子供自体は可愛いです。が、知能は未発達なのでどちらかというとこう、人間としてというよりは動物としてというのに感覚は近いです。コミュニケーションは取れているようでほとんど取れません。私の場合、2歳になる前に別れたので、知能が発達して人間としてのコミュニケーションがとれるようになると、それはそれで楽しいのかもしれません。

血を分けた我が子だから可愛いという風に単純には考えられません。母親のほうは肉体的につながっている感が強いので、そういう風に思える人は多いと思いますが、やはり男はそうはいきません。まあこの辺は沢山異論がありそうですが、私は共同生活をした長さのほうが重要だと考えます。それも3才以降の人間として知能が発達してコミュニケーションがとれるようになってからです。

元妻とはいまでも年に1,2度は少なくともメールで連絡しますし、子供の誕生日のプレゼントなど贈ったりもしますが、私の場合はやはり家庭の父親向きではないとおもいますね。子供といて心底楽しいとずっと思いつつけられるかは自信がありません。わがままと言われそうですが、自分の人生での目標達成のほうに集中したいと思ってしまうほうです。そういう意味でも離婚は正解だったと今でも思っています。

で、見合い結婚ですけど、そっちのほうが私は不思議です。だって私たちの親の世代なんか、見合い結婚が半分くらいだったんじゃないかな?一回見合いしただけで結婚して、結婚した後に子供つくるってほうが変な気がする。結婚適齢期とか勝手に決められて、大してすきでもない相手と結婚して(そうでない人もいるかもしれないけど、そういう人も多いと思われ)、子供を育てて、っていうのは自然ではないとおもいますがね。どうでしょうか?

以前のエントリでも書きましたが、見合い結婚などは、主に農地の長子相続のための結婚促進手段だったはず。結婚して子供作らせて長男に世代間シームレスに農地を継がせ、農地が荒れるのを防ぎ、国としての食糧安定供給に結びつけるという流れです。

好きだからずっと一緒にいたいから結婚する、というのもそれなりに素直な考え方だと思いますが、実際のところ離婚する人も山ほどいるわけで、失敗する確率は高いし、そもそも結婚するといろんな理由で離婚しづらいので、離婚予備軍というか離婚したいけど我慢している人たちの割合を足すと半分以上は結婚して失敗してる気がするんですよねぇ。。。。

あ、で別に結婚否定してるわけじゃないっす。幸せならそれでよし。でも、別にできちゃった結婚を否定する必要もなし、離婚を否定する必要もなし。見合い結婚はどーかなー?

あ、あと結婚してたとき一番嫌だったのは親戚付き合いでした。法事とか。よく知らない年上の親戚とかに上から目線で馴れ馴れしくされるのは嫌だったなあ。

鈴木先生 6 (6) (アクションコミックス)
武富 健治
双葉社 (2008-11-28)