日本人ほど、英語教育を長く受けていて、話せる人が少ない国は無いだろう。

実際、私もあんまり話せない。


まあ、日常会話には困らないけど、多人数のパーティやら会議やらに出ると借りてきた猫のように大人しく、あまりしゃべらない人になってしまう。


マンツーマン(これは、janglish=和製英語なんだそうだ)で聞くほうは、会議レベルでもなんとかなるが、話すとなると、話し言葉の慣用句がなかなか出てこない。おそらく、英語を聞く機会は、洋画をみたりとか音楽きいたりとかいろいろあるからなんだろう。


雑誌や新聞やウェブサイトを読むくらいは、問題ない。知らない単語がでてきたら、ネットで検索すればよいし。でも話し言葉だけは、苦手である。


これは、どうしても日本にいると、英語を話す機会がないことによるものだろう。そこで、考えてみた。日本で英語を公用語にしてみたらどうだろう?まあ、全国では、難しいかもしれないから、道州制を導入して、首都圏だけでやってみるとか。


まあ、政府の政策で移民1000万人計画とかあるみたいだから、それこそ必要不可欠になってくるかもしれない。香港とか、シンガポールなんかは、英語が公用語なわけだけど、そこにすんでいる中国人は英語がしゃべれない人もたまにはいるが、そこそこみんなしゃべることができる。


たぶん、日本の中学・高校レベルの英語で会話には困らないだろう。そうすれば、普通に商売をやるにも二ヶ国語表記が義務付けられるし、英語をしゃべれないと商売にならなくなる。外国人も仕事しやすくなるので、企業誘致にも繋がるのではないか。すでに、交通標識や案内板などは英語の併記が普通になっていることだし。


そうすれば、自然と英語に触れる機会が増えるし、お金を使ってわざわざ高い英会話スクールに通う必要もなくなりますね(私自身は、なんかそういう覚え方があんまり好きではない。あと面倒。)。外国人との仕事もやりやすくなるし、海外で友達を増やせるようになるかも。


特に、私の興味がある宇宙技術とか、そういうのは世界レベルにならないと、やっている人達自体が少ないので、情報交換が難しいんですよね。もちろん、通訳をしてくれる人はいるんですが、細かいニュアンスが伝わりにくいんですよね。特に専門用語(テクニカルターム)が。


追記:私は、シングリッシュと揶揄されようが、ホーカーズの中華麺屋の親父までしっかり英会話ができるシンガポールって国はすごいと思います。もちろん日常会話は中国語なんでしょうが。オーストラリアの英語は田舎臭いとか言われたり、そんなの日本で、方言が馬鹿にされることがあるのと、なんら変わらないですよ。


日本語が世界で使われるようになるのは、いいことだと思いますし、私は楽だと思います。実際、漫画やアニメの分野、あるいは料理の分野などは、日本が先進国で、世界から注目されているし、日本に学びに沢山の人が来ています。


移民を奨励することは、日本語を話せる人を増やすことでもあります。かつて日本はアジアの国々を武力で侵略しましたが、それは反省すべきことですが、日本文化を認めてもらい、日本を体験して、喜んで日本語を勉強してもらうのはいいことでしょう。


同じように英語を話すことにより、英語圏の文化に触れることができます。世界中の書物の中で重要なものは、ほとんど英語に翻訳されています。日本文化って、そういう海外の文化をどんどん取り込んで、それを熟成させて良いものになってきたと、私は理解しています。


私は、言語は日々変化していくものだと思います。無常です。変化をしないように、どんだけ頑張っても、変化するものです。ならば、その流れに身を任せてみるほうが楽だとおもいますよ。